アニメ ミリオンライブを見に墓から出てきました
はじめまして。
以前、ミリオンライブに触れていたものです。
いわゆる、2次元アイドルといわれる界隈の中でもとりわけ長い歴史を持つ「アイドルマスター」という作品がありますが、その中の一つである「アイドルマスター ミリオンライブ!」が、この度ついにアニメ化となり、全国の劇場でテレビ放映前に先行公開されています。
見てきましたので、何となくよかったところをいくつか書いたり書かなかったりしていきます。
当然ですがアニメ アイドルマスターミリオンライブ! 劇場先行上映の
ネタバレ
を大量に含んだ内容になります。ご留意ください。
あと、これは私の書きたいことを何となく連ねるブログです。その点、ご了承ください。
では、やっていきましょう。
・実際どうだった?
事実だけ書くと
泣きました。本当にすっごい泣きました。
もうこの作品のファンや、敬虔なプロデューサーだとは口が裂けても言えないくらいの感じになってしまっていますが、それでも泣きました。何か所か、本当に前見えなくなるくらいに。とはいえ、どこでどう泣いたのか、一応整理していきます。
・765PRO ALLSTARS
まず、開幕でだめになりましたね。
今更新規の歌って踊る765プロのみんなを劇場の大スクリーンで見れるなんて思ってなかったですからね。もうあの辺で完全に涙腺は爆発してました。ところで、765プロオールスターズって名称はいつから出てきたんでしたっけ……覚えてない……
あのシーンのいいところはもう一つあります。単純に映像として見ると、ひょんなことから765プロのライブに参加した未来ちゃんが、そのキラキラにあてられて自分のやりたいこと、夢を見つけたと動き始めるシーンなわけですが、これは我々のようにこれまでアイマスを見てきた人間にはちょっと違った刺さり方をするんじゃないかなと思います。
アニメの中で765のライブが行われていた会場は幕張メッセイベントホールという会場なのですが、ここは現実の765のライブに参加していると、おそらく何回かは行くことになる会場でもあります。
狙っているのかどうかはわかりませんが、765のライブの舞台セット、衣装、演出などが、これまでの765のライブからちょっとずつ組み合わせているようなものになっています。この時点で、一度でも765のライブを見たことがある人だと「あれ、自分が参加したあの時のっぽいものが……?」と感じたのではないでしょうか。
そして、見ている人はそれぞれに「任意の765のライブでもらった感動」をちょっとだけ思い出すことで、同じ感動をもらっている未来ちゃんの気持ちがするっと入ってくるという寸法なわけです。ライブでもらった感動がトリガーとなり、心と体と物語が動き出すという、アイドルアニメとしては大変王道の展開ですね。
また、この展開はこのミリオンライブの世界が「765プロというアイドルたちが明確に存在する世界」で起きている話だという、世界観の説明を非常に明快している面もあります。
少し話は逸れるのですが「劇場版アイドルマスター 輝きの向こう側」というアニメがあります。10年前の作品なので、知らん人はガチで見なくていいです。
この作品にも、ミリオンライブのアイドルが765プロのバックダンサーという役割で登場します。ここには、アニメ ミリオンライブの主役となる3人は登場しませんが、それでも765プロの活動の一部にミリオンライブのキャラクターが組み込まれ、みんなが一丸となって前に進むことでミリオンライブのキャラクターたちも成長していくシーンが多数描かれます。
今回公開されているアニメ ミリオンライブとは、明らかに異なる世界であると考えていいとは思うのですが、ミリオンライブの世界は765プロと地続きであるという、10年前から変わらない設定をそのまま生かしてくれるのは大変良かったと思います。
あと、ToP!!!!!!!!!!!!!を歌うシーンで
「I CAN DO IT NOW」を歌えない静香と
「WE CAN DO IT NOW」のほうが印象に残っている未来と
「I CAN DO IT NOWね…」と訂正する静香
この辺も、大変示唆的でよかったですね。多分あのうどん、まだそのうちどっかで仲間に頼らずにやらかしますよ。
「WE CAN DO IT NOW」でも別に間違いじゃないので、わざわざ訂正する静香は本当になんて言うか……まあ、この辺はたぶん2幕以降のおたのしみでしょう
・Legend Girls!!
号泣2か所目です。2か所目といいつつここで最後ですが。
たしか3話後半だったと思うのですが、工事中のシアター見学ツアーのラスト、屋上で百合子がなんか「ここの景色を見せたかった」見たい話をするシーンでこの曲が流れるのですが……
まあ、本当に号泣しました。理由はよくわかりません。
Legend Girls!!という曲は、ミリオンライブの曲の中で「Thank You!」を除くと、一番最初にリリースされた複数人曲(当時はユニットという名前はなかった)になります。
いうなれば、我々のようなゾンビが生きてて元気だったころの最初に聞いてた、いわゆるママみたいな曲です。この表現があってるかは知りませんが。
また歌詞も、このシーンにピッタリなんですよね。
START!! 手のひらからこぼれ出した
夢へのSunrise はじまりの合図
ねえ、キミもきっと待っていたよね?
わたし達のこのステージ
憧れから現実になる 瞬間が今なんだ
毎日ステップアップ どこまでいけるかな
今日が未来への一歩
ここからはじまる伝説へLet's join
みんなで目撃者になろう
一緒に感動したいね
忘れられないステージ We'll be legend!!
なんかもう、説明できないんですけど、良くないですか?いいですよね。良いんですよこれ。このシーンにぴったり合いすぎてるんですよ。
この曲に合わせて、話をするキャラクターが七尾百合子っていうのもよくてですね。今もたぶんそうですが、最初期からミリオンライブという作品の人気を支えたキャラクターが何人かいるのですが、七尾百合子はそのうちの一人で、多くの人がこの子と出会ってなんか知らんうちにミリオンライブの村に入村していました。七尾百合子のどこら辺が人気出る要素なのかなどは、話始めるとそこらへんでちょっと宗教戦争がはじまりかねないので控えますが、とにかくそういうキャラクターが、この曲に合わせて、ちょっと偉そうに講釈垂れてるシーンなんですね。
なんか、泣いちゃいましたね。
たぶん、何回もいろんな組み合わせで聞いた思い出深い曲が、なんかよくわかんないけどいい感じのシーンで良い感じのアレンジで出てきてしまったので、思い出が滝のようにあふれてきてしまったんじゃないかなと思います。
・さて…
ここまでで「お前さっきから感想といいつつ思い出話ばっかじゃねぇか」と思ったそこのあなた。
その通りです
アニメ ミリオンライブくん、確かに良かったんですけど、まずここまでに話したような感情が先に出てきてしまって、細かく見ることができていません。かといってもう一回1900円出すかといわれるといやなので、誰か、ムビチケください(乞食)
真面目な考察や感想はイキの良い方が書いてくれることでしょう。
あとは覚えてる感想を雑多に箇条書きしていきます。
・伊吹翼、14歳でB85!?!?!?!?!?!?
・ロコアートが思ってた3倍くらいごみの集合体だった
・「みんな気持ちがばらばらで…」ってセリフのとこで雨ざらしのゴミが映るの本当に涙止まらん
・「仕入れ仲間……」めっちゃすき
・加速度的に増えていくシアター内の禁止行為
・ゲームだと人情の女なのにアニメになると途端にエゴむき出しになる横山奈緒
・唐突なあんロコ
・これ2幕で「Thank You!」じゃん
・周防桃子、思ったより一発殴りたい
・繰り返し音に出したい言葉「はらっぱらいぶ」
・プロデューサーきみなんかしごとした?
まだなんかありそうな気がするけど、出てこないのでこの辺で。
まあ、2幕もたぶん見に行きます。
ではまた。
この一瞬に咲き誇れ【蓮ノ空OPENING LIVE EVENT~Bloom the Dream~】
どうもこんにちは。ぬこもやしです。
ということで、ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ OPENING LIVE EVENT~Bloom the Dream~に参加してきました。
時間もったいないので、サクサク行きましょう。
キャラ名などの基本情報は各自調べつつ読み進めてください。
何から話せばいいですかね
とりあえず、100点満点で採点した結果
1000000000000000000000000000000点
みたいなイベントでした。
🪷~Bloom the Dream~🪷
— ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ(Link!Like!ラブライブ!) (@hasunosora_SIC) 2023年6月4日
ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ OPENING LIVE EVENT~Bloom the Dream~
セットリストを公開🎉
昼・夜公演のアーカイブはこのあと23:00~配信予定✨
チケットは今からでもご購入できます!
・1公演視聴券:3500円
・アーカイブ期間:… pic.twitter.com/CLUxdkLAVL
公式ツイッターからライブの構成などを引用しています。
はじめに軽ーくトークを…というのは元からわかっている話でしたが、ここも大変良かったですね。
みらくらぱーくの二人が大騒ぎする横で、花帆とさやかが頑張って場をコントロールしようと努力し、梢と綴理は基本喋らない。という、作中のキャラクターたちのようなやり取りが繰り広げられるトークパートは見ていて飽きないものになっていましたね。
まあ、約数名ちょっと中身漏れてるというか様子がおかしい方もいらっしゃったような気がしなくもしませんが……
という具合に楽しく聞くことができたトークパートの後でやってきたライブパートでしたが
15.5曲!?やりすぎぃ!!
先ほどの公式ツイッターに掲載されている画像のとおり、正直最初の各ユニット2曲ずつのパートが終わったあたりで
「あ~そろそろおわりかな~」
なんて思っているところへ普通にもう一度DOLLCHESTRAが登場し、3曲も歌ったあたりで、客席の雰囲気は完全に戦闘モードに入っていました。
もちろん曲数が多いから満足、という話ではありません。
スリーズブーケはとにかく芸の幅が広く、担うことのできる役割の圧倒的な多さが、まさしくこの作品の主人公ユニットらしいオーラを放っています。
花帆と梢の関係がわかるストーリーを踏まえたうえで聞くと見え方が大きく変わる「水彩世界」「Reflection in the mirror」「Holiday∞Holiday」や、しっとりさやたまに見せるお茶目さといった梢の魅力を存分に引き出す「謳歌爛漫」「フォーチュンムービー」といった曲でしっかりと聞かせながらも、最後には「Mix shake!!」で客も演者もみんな巻き込んで大暴れすることもできるという、何でもできることが単純に強いユニットになっています。
あとは、その、なんていうんですかね……
花宮初奈さん……
ちゅきです………………
気合が入ったときのちょっとハの字になる眉、漫画のキャラクターみたいな造形の泣きぼくろ、ターンの美しさ、指の先まで張り詰めたような立ち姿、透き通るような声、あとたまに様子がおかしくなるところも含めて、全部が好きなのだけれど……
DOLCHESTRAはもうすいません。
野中ここなさんだけ見てました。もう本当に、あの人は無理です。強すぎます。
スリーズブーケが作品のストーリーも存分に絡めながらやってくれているのに対して、DOLLCHESTRAはもう「蓮ノ空のことをなんも知らなくてもハマれる」くらいには完成度が高いなと、改めて感じました。まさに、実力でオタクを黙らせるユニットです。
その中でも特に、野中ここなさんのステージは素晴らしく、夜の部のSparkly Spotは完全にゾーン入ってましたね。本当にしびれました。何度でも見に行きたい、そう思わせる力があるユニットだったと思います。
みらくらぱーくは
アンコールあけの映像でこれやってくれた(これをやったとは言ってない)ので、公式と解釈一致しました。まあ、藤島慈たむはなんぼアップにしてもいいので……
冗談はさておき、みらくらぱーくというユニットはまだ、何もかもが足りていません。曲数も全然ないしそもそもゲームにちゃんと登場してないのに何しに来たんだといわれてもおかしくないのですが、ド!ド!ド!の一曲だけでも、十分に爪痕を残してくれました。
もうさすがにみんな気付いてるんですよね、ド!ド!ド!が泣ける曲だって。
さて、もう少しだけお付き合いください。
この蓮ノ空という作品は、ラブライブにバーチャルアイドルという概念を持ち込むことで生まれたものです。また、カレンダーと連動して365日を共に過ごすというリアルタイム性もポイントとして押し出しています。
実際、バーチャル要素はどうなのかというと、ゲームのほうは結構頑張ってると思うのですが、ライブのほうには明確なバーチャル要素もリアルタイム要素もあったか?といわれるとちょっと困るかなぁ…という感想にはなります。
なにせ、そもそもゲームにちゃんと登場していないキャラクターの声優さんも出てきているので、今この瞬間に完璧に連動しているとは言い難いでしょう。けどこれも、あとで振り返るとなんかわかるかもしれないので、一旦保留としますが……
では、ゲームとリンクしている部分が全くないかといわれると、もちろんそんなことはありません。
アンコール前の幕間パートで、綴理と梢が「蓮ノ空の先輩たちに胸を張れるかどうかといわれると不安」と心中を吐露するセリフがありました。
これは、今まさにゲーム内で展開されている、スクールアイドルとして、蓮ノ空の伝統を受け継ぐユニットとして始動こそしたものの、1年生のころの話が原因となってまだまだ胸のわだかまりが取れない彼女たちの気持ちを想像すると、どんな想いでの発言だったのか、少しだけ意味が変わってくるように思います。まあ、私は普通に泣いてました。このあたりの演出はかなり良かったと思います。
このあたりは、あとで映像を見ても「このライブの時にリンクラのストーリーがどのあたりで、どんな空気感だったか」までは、後追いではなかなかわからないと思います。まさしく、今この瞬間の蓮ノ空を見ている我々の特権です。
しかし、ここで「じゃあゲームやってないやつはたのしめない…ってコト!?」みたいな脳直反応してくる人がいそうなので先にお伝えすると、別にそれはそれでいいんじゃないかなと思っています。
感想は本当に「見たまんま、感じたまんま」で全然いいと思います。
この作品に関わる我々には大きく二つの立ち位置があり、一つは彼女たちのストーリーに触れながら今この瞬間を見ていくことで、彼女たちの秘めた意図に思いを巡らせることができる場所。もう一つは、そういったこみ入った事情は何も知らずに、スクールアイドルのイベントに遊びに来たお客さんとしてみることができる場所。
これまでのラブライブシリーズにそういった側面がまるでなかったわけではありませんが、リアルタイムとバーチャルを押し出して、よりキャラクターとの距離感縮めようとしている蓮ノ空では、前者の遊び方を選んだ時の深みはこれまでにないものになっているでしょう。
ただ、この二つの立ち位置はどちらも正しいと思います。
なにせ、リンクラの世界にいる彼女たちのファンの大半は後者のはずです。同じことを我々がやって何が悪いのかと、そう思いませんか?
事実、何も知らずに来たって楽しめたのが、今回の「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ OPENING LIVE EVENT~Bloom the Dream~」だったと思います。ただまあ、やっぱ個人的には、すべて知ったうえでどちらに立つか選択できる前者のほうが、より深く楽しめるとは思いますけどね。
OPENING LIVE EVENTという名前には、ここまで書いてきたような内容を包括して、いろんな楽しみ方ができるコンテンツなんだよ、というのを我々に見せてくれたうえで
「では、ぼちぼちみらくらぱーくの加入や、1stライブといった本格始動に入るから、身の振り方考えてくれよな!」
というメッセージがあったののかな?と感じたりしました。
細かい要素出し始めるとまだまだあるのですが、今回はこのあたりでサクッと終わりにしましょう。
これからも、自分に無理のない範囲で蓮ノ空の日々を見守っていきます。次は小倉で会いましょう。
Link!Like!LoveLive!のストーリーの話をさせてください
皆さんこんにちは。
ついにスマートフォンアプリ「Link!Like!LoveLive!」がリリースされましたね。
そもそもどんなゲームなんじゃい!!という質問が来そうですが、今のところ私もストーリーを読むか、わけのわからないプロフィール画面を作るくらいしかできることがないと思っているので、私もよくわかっていません。
さて、そんなLink!Like!LoveLive!ですが
いやぁ~…………
ストーリーがですね、ものすっごく良かったんですよ…………
アプリ内の「活動記録」というモードがいわゆるメインストーリーに今のところ相当しており、主要キャラクターたちの物語が現在(2023.4.17時点)第6話まで展開されています。
できるだけネタバレを避けたうえで、何が良かったのかを端的に表すと
最高にラブライブしてる
という感想です。
ラブライブにまったく触れたことがない人は全然意味わかんないと思うので、もう少し具体的に表現するのであれば「スクールアイドルは、いつでも誰かの希望になっている」という、この作品における基本的な理念が現在公開されている6話までの根底にあるように感じます。
といったところで、そろそろ詳細伏せて話すのも限界が近くなってきたので、ここら辺からネタバレ全開で参ります。もちろん、すでに一般公開されているスマホアプリストーリーくらい好きなように話せよと思わなくもないのですが、ラブライブを知っている人ほど「何も知らずに浴びてほしいキーワード」がいくつも出てくるので、今回はこのような形式で感想を書き連ねていきます。
ではいきましょう。
・そもそも、この作品はどんな世界なのか
ストーリーの細かい話を始める前に、そもそもこのLink!Like!LoveLive!に登場する蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブとはどういったものなのか。ストーリーで開示された情報を中心に軽く触れていきます。
蓮ノ空女学院は、金沢の山奥にある全寮制の女子高であり、先日実施されたアプリ内ライブで登場した「103期生」という単語からもわかるように、かなりの歴史がある学校です。
特に、芸能面に特化した学校であるという特色を持っており、なんと「スクールアイドル」という言葉が生まれる前から「芸楽部」という名前で、学生がアイドル活動をしていたという事実が明かされました。この時点で、ほかのラブライブシリーズに登場する学校と比較して、最低でも結ヶ丘並みの歴史がある学校であることがわかります。
そして何より驚いたのが
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブは、全シリーズにキーワードとして登場するスクールアイドルの全国大会「ラブライブ」に優勝したことのある学校である、ということです。これはさすがにおったまげましたね。ちなみに、この辺の設定はまた後の話で少し意味を持ってきます。
また、この作品には「スリーズブーケ」「DOLLCHESTRA」「みらくらぱーく!」という3つのユニットが登場する(ということになっている)のですが、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブではこの3つのユニットとそれにかかわる曲や衣装を代々受け継ぎながら活動するという伝統があります。このあたりの設定が今後どのように生かされるのかは要注目です。
ただ、みらくらぱーくとかいうユニットを最初に考えたのはいったい何者なんですかね……
・梢、綴理、慈が1年生のころは……
ここは完全にこれまでの設定を踏まえたうえで、明示されていない妄想に近い話をします。
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブには、今作の時系列の一年前に、まだ当時一年生だった乙宗梢、夕霧綴理、藤島慈の3人が所属していたことがわかる描写があります。
しかし、梢と綴理は「去年の話はしない約束」というやり取りをしていたり、慈にいたっては何らかの理由(多分ケガ)でスクールアイドルクラブから一時的に離脱していることがわかります。
本編に触れればわかるのですが、3人とも本来であれば才能にあふれ、見るものを魅了するステージができるほどの力はあるはずなのですが、仲が悪いわけでもなさそうなのに伝統であるユニットを組むでもなく個別に活動し、明らかに3人が向いている方向はバラバラです。
後述しますが、梢をはじめとして誰もが「やりたいことがあって」蓮ノ空に来ているはずであり、最初からそんな状態なはずがないという仮定の上で考えるなら「何らかの理由があってそのような状態になっている」わけですから、ストーリー開始時点で彼女たちが抱えているもやもやや閉塞感はどれほどの物か、今の時点では想像することしかできません。
そのうえで、花帆やさやかと出会った梢と綴理の世界にどれほどの光が差したのか、止まっていた時計が動き出した感覚がどれほどだったのかは、私の言える範囲でこれから書いていきたいと思います。
・花はどこでだって咲ける ~スリーズブーケの物語~
さて、上記がなんといいますか。今回の話をするうえで最低限開示が必要な作品の世界観についてのお話でした。
ということで、まず最初は日野下花帆と乙宗梢のユニット「スリーズブーケ」のお話です。現在公開されている全6話のうち、3話までが主にこの二人の話になります。
蓮ノ空女学院1年生の日野下花帆は、ちょっとした事情から生まれ育った長野で両親からやや過保護気味に世話を焼かれる生活をしていました。そんな窮屈な状況を変えるべく、長野から遠く離れた金沢の蓮ノ空女学院への入学を決めます。そこで彼女を待っているのはキラキラした女子高生生活!のはずだったのだが、全寮制で山奥に校舎がある都合上、その生活は本人曰く「監獄」。そんなある日、花帆はスクールアイドルクラブの乙宗梢と出会い、スクールアイドルとしてきらめく彼女の姿に徐々に心惹かれていき……
というのが、ざっくりとした二人の物語の出だしです。
この二人のストーリーでよかったところは、とにかく花帆と梢が「大切なことに気づいていく様子」が丁寧に描かれることです。
第1話では、蓮ノ空での生活が、これまでの生活と大して変わらず「楽しいことができない」と決めつけた花帆が転校しよう!と決めるのですが、花帆のハチャメチャなテンションにも慌てずゆっくり本人の話を聞いたうえで、決して意見を押し付けず自分の姿を見て答えを決めてほしいと話をする梢の先輩力にドキドキさせられました。
また、そんな梢に次第に心惹かれていく花帆が
転校して楽しいことをしたいと思っていたのは「逃げ」でしかなく、自分の気持ち次第で現実は変えていけると気付くこのシーンはさすがに涙なしには見られませんでした。ここまでの流れも本当にに丁寧で、音楽や演出の効果も相まって、とんでもない名シーンの一つになっています。
まさしく「乙宗梢というスクールアイドル」から花帆は自分で自分の世界を変えられる、花はどこだって咲けるという希望をもらい、彼女のストーリーは動き出していったのです。
で、ですね。
スリーズブーケの話はまだ終わりません。花帆が梢に希望をもらったように、梢も誰かに希望をもらっています。
そもそも、乙宗梢がなぜスクールアイドルを志したのか、それは
はい反則~それはずるで~す(号泣)
初めて感じたトキメキに自分も近づきたくて、親からも反対されたがきちんと説得してスクールアイドルをやるために蓮ノ空に進学したという話はさすがにずるです。
しかし、先ほど書いたように、そんな夢を描いて入学したはずの蓮ノ空のスクールアイドルクラブで待っていたのは「去年の話はしない」と決めなければならないほどの現実だったわけです。
そして、そんな彼女の前に現れた日野下花帆という人物は、彼女にラブライブ優勝をもう一度夢見させるほどの衝撃でした。
まじめでコツコツと積み上げたものを表現することしかできないと自分を評する梢は、自由奔放でそれこそが本人の魅力である花帆を直属の後輩としてきちんとコントロールするべきか、あるいは本人のしたいがままに任せるべきなのかという葛藤にぶつかります。
スクールアイドルとしての活動は楽しいものだが、見る人に良いものを届けるためには苦労を積み重ねる必要もあるということに自ら気付いた花帆に対して、一旦は本人の希望するように厳しい練習メニューを課しますが、それが空回りした花帆はオーバーワークで体を痛め、それが原因となって満を持して参加するはずだった二人のライブは中止となってしまいます。
これに、花帆は「梢先輩を失望させた」とひどく落ち込んでしまいますが、そんなときに部室においてあった一冊のノートを見つけます。
それは、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブに代々受け継がれているノートで、そこにはまさに今の花帆と同じような悩みを抱えていた、ずっと前の先輩の書き込みや、今まさに花帆とどう向き合えばいいか悩んでいる梢の書き込みもありました。
これを見た花帆はようやく、きちんと梢と向き合わなければならないと気付き、お互いにどうして失敗してしまったか、これからどうしていきたいかを正直に話せる関係になることで、本当の意味で「花帆と梢のスリーズブーケ」は、今まさに産声を上げたのです。
「どこだって花咲ける。小さな星の光だって掴めるかどうかは自分次第」という、現状を変えるのはいつだって自分の心がけ一つなんだという希望を梢からもらった花帆。
「ラブライブ優勝」というあこがれに近づくために入学した蓮ノ空だったが、そこで待っていたどうしようもない現実を変えてくれるかもしれない新しい力という希望を花帆からもらった梢。
Link!Like!LoveLive!は、以前から「今」を切り取り、ともに歩んでいくという言葉をテーマとして掲げていました。
この二人の物語はまさしく、「新しい希望」に出会い、スクールアイドルとしての時間が動き出していく様子がじっくりと描かれている、そんなストーリーになっていると感じました。
細かいところはかなりすっ飛ばしたので、ぜひご自身の目と耳で感じて、自分なりの感想を持ってほしいなと思ってるんですよ本当に。
とか何とか言ってたらもう結構書いちゃったので、今回はここまでにします。
残り3話で描かれたDOLLCHESTRAのお話はまた次回にします。
「希望」がテーマだったスリーズブーケに対して、DOLLCHESTRAは「居場所」とか「自信」とかがテーマだったかなぁ…?と思います。細かい話はまた次回といううことで。では、また。
さようなら~。
空に向かって咲く、蓮の花たちの道行きに幸あれ
皆さんこんにちは。
ついに発売されましたね。
あの大人気シリーズ「ラブライブ」から最新作、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのデビューミニアルバム「Dream Believers」の話です。
なんのこっちゃという方のために、とりあえず動画を2つ貼ります。
せっかちな方はそれだけ見てもらえばあとはもう帰ってもらって大丈夫です。
はい。ということで、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのスマートフォンアプリのOPと、デビューミニアルバム「Dream Believers」の全曲試聴動画をご覧いただきました。忙しい方はもう帰ってもらって大丈夫です。
もう少しだけお付き合いいただける方は、ちと長くなるかもしれませんがそのままお付き合いください。
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブとは、4月にリリース予定のスマートフォンアプリ「Link!Like!LoveLive!」に登場する、キャラクターたちのことです。
アプリ自体がリリース前のため、詳細はまだまだ分からない部分もありますが、すでに判明している情報では
「メンバーたちの”いま”にアクセスできる」
「365日を刻んでいくカレンダーシステム」
「アプリでの生配信」
など、これまでにあまり聞いたことのないキャッチコピーがところどころに登場してきます。
アプリの話を今あれこれ想像しても詮無き事なので、早速本題に移りましょう。
「Dream Believers」から感じる『いま』と『蓮』
さて、今回は上の見出しのとおり、デビューミニアルバム「Dream Believers」の表題曲である、「Dream Believers」がとてもよかったという話になります。
実際、皆さん聞きましたか?え、まだ?
各種サブスクで配信してますので、ちょっとフルで聞いてきてみてください。
この曲を聞いたうえで強烈に感じるのは、作品のテーマにもなっている
『いま』
というキーワードです。歌詞の中にも何度も「いま」という単語が出てきます。何度も、と言いつつ、サビにしか出てきてないような気もする…あ、やっぱそうですね。
サビといわゆる落ちサビ以外に「いま」という単語は出てきません。この歌詞の構成を「あの畑亜貴大先生」が書いた歌詞においてまさか偶然とは思えませんね…
さて、さらにもう一つ。
最初にもありましたCDジャケットとCDの盤面に注目したいところがあります。
この作品のキャラクターたちは蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブと名乗っているにもかかわらず、デビュー作のジャケットや盤面に蓮の要素は一つもなく、ちょうどリリース時が桜満開の時期であったことや、はじまりの作品であることも意識してか、桜の要素を全面に押し出しています。
個人的にここも大変示唆的だなと感じており、後述する『蓮』の要素とも絡むのですが、またしても『いま』を大事にしているアルバムだと思います。
『蓮』という花は早朝に花が開くと昼頃には閉じてしまう、見られる時間が短い花で知られています。そして、今回のジャケットでも春の季節を感じられるものだけを残すことでまさしく『いま』を切り取った刹那的な印象を与えてくれます。
蓮と桜に大きな共通点があるとは思いませんが、ここまで『いま』を切り取ろうとした作品であると考えると、狙ってやっているのではないかな、とそう思いますね。
そしてもう一つ。『蓮』の話をしていきましょう。
ちなみに『蓮』といえば、様々な宗教において神聖な花として扱われ、如来様の乗る台座として使われたりもします。この辺掘り返すとマジで時間が足りないので、各自で調べておいてください。
今回は蓮の花について話をしようと思ったときに、個人的に思い出した言葉についての話をします。
泥より出でて泥に染まらず
何か正確には違う気もしますが、大昔の儒教学者が、蓮の花について語った言葉です。
蓮の花は、きれいな水や土の中からではなく、濁った水底の泥の中からそのきれいな花を咲かせます。その様子から、どれほどつらく過酷な環境にあっても、その環境に染まらず清く美しく生きるのが蓮であり、そういう風に生きることはできるはず。そんな意味だと私は考えています。
さて、この話を『蓮』の名を関するスクールアイドルたちに当てはめてみましょう。
「Dream Believers」だけでなく、収録されているほかの曲もよく見ると「過去の失敗」や「辛いこと」や「苦しいこと」を連想させる部分が多く盛り込まれています。
また、すでに公開されている情報でも、それぞれのキャラクターの「過去」に関する描写が登場します。ストーリーティザーPVなどでは、花帆がかつて病弱だったこと。このあたりは大変分かりやすいですね。
その他に、個人的に引っかかった場所は藤島慈の紹介文です。
小さい頃からタレント活動をしており、自分の可愛さを自覚し、可愛く見られるための努力を惜しまない。一方で興味のないことは一切やらないため、学業成績が振るわず、学院に入学させられた。
一見すると何の変哲もない紹介文ですが、どこにも「今うまくいってる」や「才能がある」などの文字はなく、むしろ「努力は惜しまない」とあり、努力しないと全然ダメととれる内容になっていると思いませんか。
それから、大沢瑠璃乃の趣味を見てください。
釣り、カラオケ、バッティングセンター
これは私も知り合いに言われて気付いたのですが、どれも「自分一人でできる趣味」になっています。
大沢瑠璃乃というキャラクターは、誰かと楽しむことが好きという割に、気を遣いすぎるとしばらく一人になりたがる、というキャラクターです。
相変わらず一人でやるのが好きという可能性もありますが、誰かと一緒にいてもできる趣味にまで昇華できている可能性もあると思います。どちらにしても、何ともキュンとする趣味だなと感じます。
このあたりは完全にこじつけなのですが、そんな個性を背負ってきた彼女たちが、ここまでにどんな道を歩んできているのか、先ほどの蓮の花の話とあえて関連付けをすると、決して無視できない要素になってくるのではないでしょうか。
一方で、現在公開されている情報はどちらかというと「ある程度ストーリーが進み、スクールアイドルとして歩み始めて彼女たちの様子」が多く映し出されています。
しかし、実際にアプリがリリースされれば、出会いや結成の話などのために少しだけ時間が巻き戻ることはほぼ間違いがありません。
この時初めて、実は少しずつ蒔かれていた、各キャラクターの過去を示唆していた伏線を回収するようなお話がくるのかなぁ~…と思っていたりしています。
どれだけ『いま』を楽しんでいる人にも、乗り越えてきた『過去』が絶対にあります。
蓮の花が咲く前の過去という名の泥が実は我々の見えないところにあるということを知りつつ、『いま』を輝く彼女たちを見た時に、どれほど感情が揺さぶられるのか。
今は想像することしかできませんが、そういった楽しみ方やテーマが、もしかしたらこの作品にはあるかもしれない、とそう思った次第です。
久しぶりに大変真面目な文章を書いたので、とても疲れました。
藤島慈たむの学生証カードを眺める仕事に戻ります………
この子の趣味もアレなんですよね。
「女の子の絵を描くこと」って、それはなんていうかその、かわいい子の憧れを抱いて自己投影してた頃の名残とかそういう、なんていうか、その……わざわざそんなこと書きます? みたいな趣味なんですよね。なんなんでしょうね本当に。
では今回はこんなところで締めたいと思います。
ラブライブシリーズにおいては、Liella!に続くというよりは虹ヶ咲の系列に近い「外伝作品」という面が強い作品だとは思いますが、やれる範囲で楽しんでいきたいと思います。
見てのとおり「作品名にラブライブがない(あっても小さい)」「キャラクターシルエットの横にグループ名がない」など、外伝作品に共通する要素が多いですね。
虹ヶ咲にハマった人間からすると、こっちのほうがよほど危険な気もしますが……
細かいことはアプリが始まってから考えます。
では本日はここまで。お付き合いありがとうございました。
すべてを巻き込む「彼女のEutopia」
みなさんこんにちは。
ぬこもやしです。
と、言うことで始まりましたね。
全世界注目の神アニメこと「ラブライブ!虹ヶ咲スクールアイドル同好会第2期」のお時間です。
今ならまだ一話も見られるので、細かいことを聞く前に見たいって方はこちらをどうぞ。
実際自分の目で見て、すごく大事にしたいシリーズでもあるので、言いたいことや話せることはいろいろあるのですが、今回は特に度肝を抜かれたこちらの話をしていきましょう。
2期から新登場のキャラクター、鐘 嵐珠(ショウ・ランジュ)の新曲。
「Eutopia」です。
繰り返しにはなりますが、彼女はこの作品にアニメでは2期から。ほぼ原作に当たるスマホアプリでも2nd Seasonから登場するキャラクターです。
アニメでは、1期最終話のスクールアイドルフェスティバルに心を動かされ、はるばる香港から留学生として虹ヶ咲学園へとやってきました。どうやら、同じく二期から登場の三船栞子やミア・テイラーと浅からぬかかわりがあるようであるようです。
この辺、たぶんスクスタとはまたちょっと違う人間関係になってそうなんですよね。
まあ、それはさておきなんやかんやあってスクールアイドル同好会の部活紹介の際に、かすみんがやらかしてしまい、お客さんがみんないなくなってしまいそう…というところで
「みんなをここにくぎ付けにすればいんでしょう?」
と、自信満々かつ勝手にステージを始めてしまいます。
正直この曲は、この辺からの流れも混みでめちゃくちゃよかったので、公式で公開してるMVもこのあたりからやってほしかったですね…
やー…も、ここの時点でえげつないんですよね。
虹ヶ咲の挿入歌MVというと、こういう具合に「現実にライブのイメージをおろしてくる」ような描き方が、1期から多くのファンに支持されてきました。単純に、歌っているキャラがどんな気持ちなのか、見ているファンがどんな感動をもらっているのか、そういった要素がわかりやすく可視化されるからですね。
ですが、ここのランジュのシーンをよく見ると、まだ彼女は歌ってもいないんですよね。ただ登場して、これからライブをやるよと一声かけただけです。たったそれだけで、たまたまそこに居合わせた人全員を一瞬にして彼女の世界観に巻き込んでしまいました。
また、そのステージ選びも絶妙で、この場所のモチーフとなっているのは東京ビッグサイトの東棟です。ここは作品の中では教室棟として登場しているのですが、ここで皆さんに質問です。中学でも高校でも構いませんが、学生時代(今学生の方は今まさにですが)に一番長く居た場所ってどこでしたか?まず多くの方が「教室」になると思います。まあ当然ですよね。普通に規則通りに登校して、そのまま素直に授業を受けてれば一日の大半をそこで過ごすことになるわけですから。
部室棟となっている西棟が、スクールアイドル同好会のメンバーにとって、トキメキや夢を表現するための場所だとすれば、反対に東棟は変わり映えのしない当たり前の日常の象徴といえます。まあだからこそ、「始まりの歌」と題して優木せつ菜が西棟でDIVE!を歌うことに意味があるわけですが…。
閑話休題、先ほどの話とまとめると、多くの虹ヶ咲の生徒たちにとっての日常の象徴である教室棟を「ただ存在するだけで自分の世界に染めてしまう」ランジュが、この時点でスクールアイドルとしていかに強力で、嵐のような存在かが少しは伝わってきてるかと思います。
や~……
もう、音だけでやばいですね。無限に跳ねれちゃいますね。本当に。
ただ、音に関しては私は本能でしか聞けないので、今回は主に「セットのアクアリウム」と「カメラワーク」の2点から、何となく情報を読み解いていきましょう。
「見るアクアリウム」と「入るアクアリウム」
なんのこっちゃという感じかもしれませんので、順番に行きましょう。
先ほどのキャプチャ画像を見てわかる通り、今回のランジュのステージにはアクアリウムが配置され、またさまざまなカットでアクアリウムが登場します。
綺麗ですよね。アクアリウム。
ただそこにあるだけで、人を感動させる美しいものではありますが、それとそれを見る人の間には、分厚いアクリル板という壁があります。厳然と「見る側」と「見られる側」には、越えられない隔たりがあるわけです。ランジュ自身も「夢は与えるだけでいい」と最後に言い放っていることからもわかる通り、彼女にとって「美しいもの」や「感動するもの」というのは、孤高でありただその存在一つだけで価値を発揮することこそが重要と考えているのかもしれません。
しかしその一方で
ランジュ自身が水やアクアリウムの中に入っているシーンもちらほら見ることができます。
もちろん、アクアリウムの中にいるものとして輝きを放っている、という風に考えることもできるかもしれませんが、その割には随分と雰囲気が暗く、Bメロでは物憂げな表情が多くなっているのが印象的です。
ここ中の人ネタ。
歌詞にも、ざっくりとした意訳ではありますが
頂上からの景色を知っているのは私だけ。それこそが完璧な私。
といっています。
いやまあ正直ですね、孤高で完璧であるという美徳もすごい言いたいことはわかるんですが、なかなか難しいと思うんですよね。ビジネス的なつながりの協力者は作ることができても、理解者はなかなか現れないという苦悩があるのではないでしょうか。
アクアリウムの中から輝きを放っても外からは理解されず、周りにアクアリウムを集めても中からは理解されない。
「誰かに支えてもらわないとステージに立てないなんて情けない」というセリフや、anyone can keep up with me? anyone.(これも意訳ですが、だれが私についてこれるのか?いないよね)という歌詞が、孤高で完璧であるがゆえにだれからも理解されなかった彼女が、自分の人生から積み上げた「それならそれで構わない。だれもついてこなくても自分は自分だ」という覚悟ゆえの言葉なのかもしれません。
ランジュを中心に回る世界
これはもう、見たまんまなんですよね。
カメラワークをよくみていただきたいんですがもうね。縦横無尽に好き放題に「ランジュを中心に」ぐるぐると回っていますね。特にサビのラストなどは非常に特徴的です。
ここからすべてが始まっていくよ
という歌詞に合わせて
ランジュを中心に一回転。完全に世界の中心です。
もう、やりたい放題ですね本当に。ちなみに後ろに逃げても無限回廊ランジュに捕まるので逃げ道はありません。
と、言った感じで、なんかまだ全然いろいろあるような気がしてきましたが、疲れてきたのでこの辺で勘弁してください。
1話で一気につかみに来るという点では、これ以上ないくらいの爆発力を見せてくれたランジュの初パフォーマンスでしたが、まあこうなんていうか、あとで見返すと結構効いてくるネタが隠れているような感じはすごいするんですよね。
どんな話になるのかなと期待していたのですが、これはちょっと…もしかしたら期待以上かもしれないですね…
という感じで、短いですが今回はこの辺で。
またね。
銀河で一番輝くきみへ
皆さんこんにちは。平安名すみれです。まちがえました。ぬこもやしです。
今回はこちら、生春さんとぎぬまさんの2日連続タグ企画にかこつけたブログとなります。
【2日連続タグ企画のお誘い】
— ぎぬま* (@NEXT_Ginuma) 2022年3月2日
Liella! デビュー1周年タグ企画#ちっぽけな昨日までの私じゃない
虹ヶ咲アニメ2期前夜祭タグ企画#明日へ夢を繋ごう
(詳細はリプライへ) pic.twitter.com/HMJeh2mxCM
なんか、何かいてもいいとのことなので…
なんでもいい…なんでもいいかぁ…。あっ、でも追記で思い出や感謝とかって書いてありますね。
思い出といえば実は私、Liella!に関しては結構推し変してるんですよね。最初は唐可可を追ってたんですが、アニメ始まったら何故か嵐千砂都にハマって…
気が付いたら平安名すみれを自称していました。
……あっ!これだ!
私がいま語るべきは、平安名すみれのことだ!!いや、あのですね、そうなんですよ。良いんですよ。平安名すみれは。せっかくの機会なので、私がアニメを見ていて平安名すみれのどこら辺に引っかかったのか、書いていきたいと思います。
と、思ったのですが、普通にやっても普通に良いシーンばっかりになってあんまりおもしろくなかった(マジで1本没にしました)ので、私個人の超主観的な視点で印象に残った平安名すみれのシーンを紹介していきます。
そういう視点で全話見直しながらまとめてみたらマジでやばい平安名すみれのシーン概要メモが誕生していて、ぶっちゃけると「平安名すみれのいいシーン」というよりは「わたしのおもうさいきょうのへあんな集」みたいになりました。
なんか、リアルタイムのラブライブスーパースターを見ていた時の後番組でおなじみのアレっぽい感じが…して…いや!!しない!!!!
ざんねんなへあんなは存在しない!!どのへあんなも最強!!!!!ということで、へあんな最強グランプリ、開幕です。
では、やっていきましょう。
第1話から
クラスの初顔合わせで自己紹介するへあんな
え、なぜまずここ…?と思う方もいるかもしれませんが、そもそも平安名がこうやって他人に対して丁寧な言葉遣いをすること自体がレアだということに、気づいていますか?
そうなんですよ、5話以降や平安名妹との会話からもわかると通り、本来の彼女はよく言えば気の強そうな、悪く言えば結構当たりの強いしゃべり方をするんですね。そんな平安名が「平安名すみれです」などと、ですます調でしゃべるというのは…まあぶっちゃけ、心の距離の表れでもありますね。
つまり、もしもあなたが平安名にですます調でしゃべりかけられたら、その時はまだ好感度が低いということです。
第2話から
OPのイントロおわりくらいのめちゃくちゃいい顔のウィンクを決めるへあんな
いやあああああああああああああああああか!!!!!!!かっこいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!
もうね、数フレームにこういうキメ顔を仕込むんじゃないよ。
鼻に生クリームつけて演技するへあんな
アホっぽくてかわいい。いやあの、なんていうか、努力の方向性間違ってないですかね…?まあ、別にいいんですけど…
第3話から
ホバー移動へあんな
ここ、よく見るとマジでホバー移動でスライドしながら登場してる。へあんなほどの女ともなると、物理法則くらいは多少無視できる。
電源ケーブルを引っこ抜いてしまいめちゃくちゃ慌てながら直そうとしてサングラスを上げるけど指はしっかりギャラクシーになってるへあんな
さあ、きましたね。平安名といえばギャラクシー。ギャラクシーといえば平安名。アニメ全編を通して数えきれないくらいギャラクシーを聞くことになるのですが、実は指だけちょっとギャラクシーになってることがたまにあります。私はこれを隠れギャラクシーと呼んでいます(全然隠れてない定期)
皆さんもぜひ隠れギャラクシーを探してみてください。
第4話から
アバンで哀愁漂うグソクムシの背中へあんな
あぁ…へあんな…辛かったんだよな…
けど、こうやって安易にわかったようなふりされても平安名はあんまり喜ばないというか、むしろ変な顔されそう(偏見)
4話ってかのんの機転で平安名の心の氷が溶けただけであって、実際のところはやっぱり身近な本物の「タレント」には勝てないっていう、平安名の幼少期からの流れを再現をされただけというか。
けど、そんな平安名に一番必要な一言をすんなりかけてあげられる澁谷のイケメン度がね…強いですよあれは…。その結果、平安名のメンタルがどんな風に成長するのかは、10話にお預けなわけですが。
5話から
まったり…へあんな
声がかわいい…いや、もう。ここに関してはもうこの「声がかわいい」という要素だけで一点突破できる。皆さんもここの平安名の声、よく聞いてみてください。やはりペイトン尚未はすべてを解決する。
神津島でライブやる?とサニーパッションさんに誘われて頷くへあんな
や、あのですね。座り方が絵になりすぎている。
もしかして前世モナリザ?
キュートなへあんなのおちり
かわいい(即死)。平安名の私服って、どちらかというとスカートが多いイメージがあるんですよね(多分この後の南国バカンススタイル白ワンピへあんなにイメージ引っ張られてる)。だというのに、ここではキュッとしまったボディラインがはっきりとわかるタイトなパンツスタイル。おちりのラインがはっきり見えるレア平安名です。
神津島ついたけど荷物重すぎてさるびあ丸からなかなか降りられないへあんな
ネタ自体はわかるんですよ。こう、旅にもっていく荷物が多すぎて移動が困難になるやつ。昔のアニメとかそういうのでよく見た記憶があるようなないようなって感じなんですけど。
けど…それ、そこまで重いか?????普通に一泊かそこらくらいのカバンじゃない?????
ていうかこの人たち、このまま神津島に連泊してるけど、女子高生の連泊その荷物の大きさじゃ足りなくない????
オタクの雑な地方遠征でも連泊したらもうちょっと荷物大きくならんか?????
だというのにそこまで重い????それ?????中に石でも入ってる???????
3人に対してベッドが2個しかないので、1人でベッドを使える人間を決める際にじゃんけんでは勝てないからおみくじを取り出すへあんな
それどこから出した。
油断したほうが負けなの、へあんな
この時すでにもう一つのベッドを澁谷に占領されていて、試合に勝って勝負に負けていることに全く気付いてないのに謎の真理を語る平安名。隠れてないギャラクシー。
いや、非常にへあんなっぽいアホっぽさが出てていいですよね…っていうか、澁谷が意外とちゃっかりしているというべきか…
6話から
めちゃくちゃ料理作っておいて、素知らぬ顔でもぐもぐへあんな
可可が失敗した料理をリカバリーするも、それらしさを出さないことで周りに対してはポイントを稼ぎつつ可可に対してけん制を入れる平安名。いかにも平安名らしいしたたかさを演出していますね。結局可可といつものじゃれあいを始めてしまい、ポイント稼ぎには失敗してますが…
神様にキッスへあんな
何が神様にキスじゃ!!!!!!!お前が美の神だよ!!!!!!!!!!!!!!!つまり平安名は神と相思相愛!!!!!!!!!!!!!神人合一!!!!!!!!!アセンション!!!!!!!!!!!!!!
第7話から
逆光へあんな
普通、逆光といえば勝利のメタファーなんですよ。ピンチに表れたキャラクターが逆光を背負っていたら、確実に勝ちます。
しかし、ここは平安名なので、負けます。もうなんか、出てきた瞬間にいろいろ負けてます。
選挙が始まる前からだるまに両目をいれてるへあんな
アホですき(一刀両断)。と思ったら別にだるまの目入れについては特別に守らなければいけない作法はないらしいので、アホは私でした。
もしかしたら嵐あたりが勝手に「丸が足りねぇ!!」って入れちゃったのかもしれないですね。事実、選挙終わった後のだるまは嵐に接収されちゃってますからね。
8話から
文化祭の決定について、葉月の事情を知ったので音楽科普通科両方に説得に行くも、絶対に矢面には立たないへあんな
澁谷をバカ呼ばわりして反論されても無視する平安名かわいい。こういう立ち回りのスマートさがいかにも平安名って感じ。
というか、ここたぶん10話のネタ振りになってて、自分のことをわきまえてるのかなって思うんですよね。
ちなもにここでいろいろ話してるうちに葉月への怒りが再燃して場を混乱させる可可わりと好きです。
資料室でつま先とんとんへあんな
かわいい。
ラストでしっかりギャラクシーへあんな
ここ見た人、全員タイトルに目線が行ってギャラクシーに気づいていないであろう、隠れてない隠れギャラクシー。
BD4巻円盤から
デフォルメグソクムシへあんな
かわいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
9話から
可可に突き飛ばされて一昔前のギャグマンガみたいにくるくる回るへあんな
神津島の荷物の件といい、たまに古いセンスが混ざる平安名、マジでなに?
ちなみにこんないかにもなシーンですが、驚くべきことにnotギャラクシーです。ギャラクシーの安売りはしない。
配信環境をセッティングするへあんな
思ったより雑用を進んでやるタイプというか、君もしかしてそういう役回りなの?配信機材として使ってるのは澁谷のスマホだと思うんですけど、なんで平安名がセッティングしてるんですかね。そういえばオンライン会議でも一人だけ背景設定してましたね。背中に南国背負ってるのに着てるものは制服っていう謎仕様でしたが。
やっぱそういうのに詳しいというか、家で生放送とかしてます?(黒歴史製造機)
ショウビジネス的には致命的よね…へあんな
ガチでしょんぼりしててかわいい。自分で言ってて自分に一番刺さってそう。
10話から
ラップに苦戦する澁谷を渋い顔で見てるへあんな
続けてもう1シーン
嵐が「(ラップ)やってみるね!」というから音楽をかけるけど一ミリも期待してなさそうなへあんな
平安名って、画面脇にいる時は結構目が死んでるんですよね。多分、今までずっと脇役でも頑張ってきたけど、ここでは別に話題の中心にいない時まで気を張らなくていいっていう、ある意味では心を許してるっていう演出かもしれませんけどね。
それはさておき、目が死んでる平安名は意外と多いので、ぜひ探してみてください。
ムゥリですと言われてムッとするへあんな
さすがにここまでストレートにコケにされると、平安名もちょっとは怒るらしい。
アドリブだったら負けないわへあんな
かわいい(かわいい)
ここのウィンクも一瞬です。コマ送り再生して見つけてください。
余談ですが、アニメ虹ヶ咲をフレーム単位で見ていた知り合いを当時はしこたまバカにしましたが、気がついたらこのブログを書くために同じことしてました。ゆるして。
11話から
地区予選突破でうれしそうへあんな
マジでうれしそう。まあ、うれしいよな。人生で初めて真ん中に立って歌ったのが評価されたんだもんな。あの頃の、グソクムシの背中からは考えられないほど人生変わったよな。
12話から
私のラップが人々の心をつかんだのねへあんな
11話に引き続き嬉しそう。家で妹に無限に自慢してそう。
Looking for light
いま動き始めた 僕らの物語
どんな奇跡だって 起こすのさ
キラキラ大空に舞い散る夢
かき集めて ひとつひとつ 叶えてゆこうへあんな
やー…完全に話は逸れますが、1stツアー…よかったですね…。ちなみにこのブログを書いている時点での私は2ndライブについては何も見ていません。
同じ曲ではあるものの、全国のいろんな会場、いろんな位置から見ることで、一つとして同じステージはなかったです。特にこの曲は、例の企画の影響で「たまたまその場に集まった人たちの様々な気持ち」が客席の様子にも強く反映されていたと思います。そして、そうやって積み重ねた思い出を胸に、次のステージに進むことができるのは、今まさにオンタイムで追いかけている我々だけの特権でしょう。今あなたが抱えている気持ちを大切にしてあげてください。
ちなみに、皆さんはどの公演が印象に残ってますか?私は死ぬほどキモイ理由で大阪二日目のMemoriesのことは死ぬまで忘れないと思います。どんな理由か知りたい人は、聞かれれば話すので私に直接聞きに来る覚悟がある人だけ来てください。話自体は1分くらいで終わります。
さて…
たくさんのへあんなをご覧になっていただきましたが、一言で言い表すことはできないへあんなの魅力が少しでも伝わっていれば幸いです。
現実のLiella!のデビューからまだ一年。気がついたら7月から2期が始まるという。驚くべきスピード感ではありますが、これからどんなへあんなを見ることができるのか、とても楽しみです。
一緒に、最強のへあんなを探していきましょう。それでは、今回はこの辺で。
ぐっば~い
虹ヶ咲4thライブ行ってめちゃくちゃ泣いてきました
どうもこんにちは。ぬこもやしです。
ということで、まあご時世的にいろいろありますが、大阪までひとっ飛びして、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 4th Live! ~Love the Life We Live~(以下、虹4th)に参加してきました。細かいことはこれからつらつらと書いていきますが
虹ヶ咲のライブで一番泣いたかもしれないくらい楽しかったです。
いろいろと理由はあるのですが、私が虹ヶ咲から他界するその日まで、きっと忘れることはないだろうなというくらい大切な思い出になりました。特に一曲目のLove the Life We Liveについては、連番者のあれこれもあり、マジで忘れられない景色になりました。
さて、それはさておき早速やっていきましょう。
・新しい仲間とセットリストの暴力
今回の虹4thにはいくつか見どころというか、根幹にあるだろうというテーマが見え隠れしていました。その一つとして、鐘嵐珠(ショウ・ランジュ)とミア・テイラーという新キャラを迎え入れる場というものがあったと思います。
この二人は、スマホアプリのスクスタから新たに登場し、紆余曲折を経て虹ヶ咲の仲間となるストーリーが割とごく最近まで展開されていました。
ライブ冒頭でも、キャストの登場シーンに続いて二人がゆっくりステージ全体を使ってエンドステージで待つメンバーのところへ向かっていく演出があり、まあ正直ライブ本編の1曲目が始まる前から結構泣いていました。ここに関してはまた後で少し書こうかなと思います。
ライブ本編は誤解を恐れずに一言で表現するのであれば
12人によるセットリストの暴力
といっていいと思います。1日目は12曲ノンストップ、2日目にいたっては驚異の16曲ノンストップという、オタクの身体にはまったく優しくない構成で、私はもうおじいちゃんなので終盤は2回くらい本気で体力切れで倒れるかと思いました。
前回のブログでもちょっと触れた、校内フィルムフェスティバルをモチーフとして、各キャラの新曲やユニット曲をこれでもかと詰め込んできたのですが、ある意味で「これができるのは虹ヶ咲だけだな」とも思いました。
校内フィルムフェスティバルの曲に関して虹ヶ咲のメンバー同士が振り返る時間があるとしたら、それはきっと全部が終わってからだと思うんですよね。なにせ、虹ヶ咲学園全体をあげてのお祭りですからね。やってる最中にのんびり話してる時間はないはずです。
想像してみてください。校内フィルムフェスティバルが全部終わった後に、夕暮れの部室でそれぞれの曲の感想を言い合う虹ヶ咲のみんなが見えませんか?……見え、ないですか?そうですか…
まあとにかく、そんな感じで「ソロ活動が中心」というコンセプトゆえにソロ曲が豊富という、虹ヶ咲らしさが全開のセットリストだったと思います。
・ソロ曲最強コンテスト、やりますか
さて、徐々に狂っていきましょう。前述のとおり、虹4th全体のうち半分はソロ曲ラッシュだったので、ここを抜きに感想を語ることはできません。実際見たみなさんはどうでした? ぶっちゃけで聞きたいんですが
「どのソロ曲が一番よかったですか?」
もちろん、推しのひいき目含めて判断軸は人それぞれなので、正解はありません。
ですがせっかくなので私が個人的に印象に残った曲をいくつかサクッとやっていきましょう。あ、ここで出てこないからよくなかったとかそういうのではないので、誤解のないようにお願いします。
TO BE YOURSELF
これは私の主観なんですが、虹ヶ咲のキャストを大きく二つ「ムラがありハマると大爆発するタイプ」と「いつも安定している仕事人タイプ」のどちらかに分けると、相良さんは前者の急先鋒っていうイメージなんですよね。
ちなみに今回は「150%いいほうに大爆発」していました。もう、表情が最初からよかったですよね。堂々たるステージでした。
コンセントレイト!
実は両日ともなぜかスペースが広かったのもあり、爆踊りしてました。
三船栞子のドタバタ学校生活が浮かんでくるような歌詞とステージを目の前にして「私の宝物」といって終わるこの歌、まーじでいいですよね。三船栞子にとって、虹ヶ咲での生活自体がかけがえのない宝物なんですから。
そういえば大好きなものを叫ぶといえばこれまでは優木せつ菜でしたが、今回は新しく生徒会長になった栞子の大好きを浴びる曲になってるってさっき気付きました。
エイエ戦サー
ドス型サイリウムで遊んでました。すごく楽しかったです。
あ、ちゃんとレギュレーションは守ってますよ。
Diabolic mulier
なんもわからん。まじでなんもわからん。T4Kさん助けて。
それはさておき、これまでソロ曲が振り付け全開の体力お化け専用曲ばかりだったので、歌や表情にリソースを割けるようになった村上奈津実さんの本気を見た曲でしたね。
Diabolic mulier学会に関してはまたそのうち開催しますDiabolic mulier。
Diabolic mulierって語尾につけるとT4Kさんが見てくれるネタやDiabolic mulierをどれくらい隠しても見つかるか合戦の乱用はやめましょうね。
いつだってfor you!
完全勝利です。確実に最強でした。
いや、あのですね、さしでまりあさんのできがですね、よすぎるんですよ…あんなん100万人バブみを感じてオギャってしまいますよ(死語)。
どんなものもそうなんですけど、本当にいいものって語る言葉がすぐには出てこない物なんですよ。語ることができるものが良くないというわけではありませんが、語れるということは「私のレベルでも咀嚼できる」だったり「落とし込むことができるもの」なわけです。言語化できることも実は結構大事だとは思うのですが、今回のいつだってfor you!に関しては、私程度の脳みそでは解釈しきれないし語る言葉が出てきませんでした。
確かに歌も踊りも上手だったことは間違いないのですが、特別派手な振り付けがあったわけでも、歌に関して何らかの超絶技巧が入ってたわけではありません。それでも、基本に忠実に心を込めて歌うという当たり前のことを徹底するだけで、見る人の心を揺さぶるステージにできるのかという、芸事の基本にして神髄を見たような気がしました。
・仲間を加えることの難しさ
さて、ここからちょっとだけ面白くない話も混ざってくるかもしれないので、そういうのは嫌っていう人はこれを機に慣れてください。
最初に書いた通り、今回はミアとランジュという新しいキャラを迎え入れる儀式という側面がありました。4月からの2期にも出てくるこの二人をいつまでもお披露目しないわけにはいかないからですね。
しかし、この二人の道のりは決して平坦ではありませんでした。スクスタのストーリー中の発言により、なかなかすんなり受け入れることができない方もいたのではないでしょうか。実際私も最初は結構しんどかったので……アニメ1期をモチーフにした3rdライブの次は「この二人を混ぜた4thライブが来る」という事実に、ちょっと何とも言えない気持ちになった時期があったことも確かです。やっぱね、何かを「アゲ」るために別の何かを比較として「サゲ」るのはだめなんですよ…それだけはやっちゃいけないんですよ…
しかし、ストーリーでも最終的に和解をしましたし、なにより今年の頭に行われたR3BIRTHのファンミーティングで、ランジュとミアを演じる法元さんと内田さんのパフォーマンスと言葉を浴びることができたのは、私にとって4thライブを楽しむことができるようになるためのとても重要なきっかけだったと思います。R3BIRTHを引っ張る小泉さんに負けないパフォーマンスを見せてくれたことや、何よりこの作品にどれくらいの情熱をかけてくれているのか、そのまっすぐな想いを浴びてしまうと、さすがに認めるしかないという気持ちになり、4thライブではソロ曲を改めて聞くのがむしろ楽しみになりました。
やはり、実際見て感じないとわからないことはありますね。
まあそのせいですかね
Love U my friendsはありえんほど泣いてしまいました…
いやほんとに、ゲロ吐くんじゃないかってくらい泣きました。
初日はスクスタのメインストーリーに登場したスチル画像が見えた瞬間に号泣してましたし、二日目は統一衣装で出てきたのが見えた瞬間にまた頭抱えながら号泣してました。1stライブでは9人からの感謝の歌だったものが、この日はついに12人からの感謝の歌になる瞬間を見てしまったわけですからね。
きっと多くの人が、ここまで見るころには12人のことが大好きになって、ようやく一つのグループの仲間として迎え入れることができたんじゃないかなと思っています。
新しいメンバーを迎え入れて前に進むためには、虹ヶ咲のキャスト同士が認め合うのは必須でそれはもう当然済んでいることではあると思うのですが、それと同じく、一緒に進んでいく我々自身も頭ではなく感情として迎え入れることは不可欠です。
オタク一人二人の感情なんてどうでもいいだろ、と言われればそれもまあそうなんですが、一人でも多くの人間に納得してもらう内容にすることも必要だなと思っています。今回は明らかにこの「迎え入れること」を意識しているライブだったので、どんな風にやってくるのかなぁと思っていたら、想像以上の物が二日間通じて飛び交い続けるライブだったので、本当の意味で多くの人の気持ちが一つになる時間だったのではないかなと思います。
たぶん、2日目にめっちゃ泣いてたのはこの辺の温度感を知らないうちに感じ取ってたのかもしれないすね…
あとはまあ、もうちょっと話題があるにはあるんですが、今回はこのあたりにしておきましょうか…
天王寺とQU4RTZがらみの曲についてはまあ、気が向いたらそのうち…
といったところで、ここまでわりといろいろあったりなかったりしましたが、これからアニメ二期が始まったりとまだまだ止まらない虹ヶ咲を頑張って追いかけていきましょう。
それでは、また。