たまこラブストーリーをみてきました

昨日のWUGイベント以降喉に若干の違和感が残るもやしです
タイトルの通り、たまこラブストーリーを観てきました
以下一応ネタバレ注意です

















































まあネタバレ注意といってもばらすほどのネタが実際ないよね
もちぞうが告白してたまこがそれに応えましたはい終わり
で内容としてはまとめられちゃうし

そんなことが言いたいんじゃないんですよ
この作品の良さはそこまでの繊細な過程にぎゅうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううっと詰まってるんです
早速いってみましょう


一つ、この作品にこめられたテーマを私なりに一言で表現するなら

自分が変わり世界が広がるということ

といったかんじかなぁと思います
皆さんは今年齢はおいくつでしょうか。いろいろな方がいらっしゃると思いますが、高校3年生という時期は、人生の中でも大きなターニングポイントであった、もしくはこれからなるという方もいらっしゃるでしょう
本当に高校3年生という時期はこれからなんにでもなれる魔法のような時間だと思いますそれまで10数年間、せいぜい40人程度の同じ歳の人間と毎日同じ部屋で勉強し毎日同じように暮らしてけれど、いよいよこれからの人生や将来という物を考え始め、自分の道を選択する。その可能性が最も膨らんでいる時期だと思っています

そんな中で、主人公の北白川たまこはこのまま今手伝っている餅屋をついで、きっとこれからも近くの皆と同じように暮らしていくのだろうと思っていました

しかし、現実はそうではありません。彼女にとってもっとも近かった人間である大路もち蔵が来年にはこの街を離れていくというのです。そしてそれに続く彼の言葉

「俺、たまこが好きだ」

この瞬間から彼女の世界は変わっていきます。いや、変わらなければならなくなってしまったのです


ここまでの流れがこの作品のスタートといえるでしょう
これ以降、たまこはもち蔵のことを意識しつつ、皆それぞれに将来のことを考えて変わろうとしている。ということを知っていきます
この、皆それぞれが自分の道を決めて世界に羽ばたこうとしているまさにその一歩目を踏み出さんとしている様子が、とても繊細に描かれています
ああ、せいしゅんっていいなぁ…な、なみだがでますよ
でもきっとこういった時期を17歳以上の方は皆さん通ってきたと思います。だからこそきっと心に響く物があると思います。
そして、まだその時期が来ていないというそこのあなた。まあそうですね…少なくとも選ばなかったこと、行動しなかったことを後悔するという事はないようにしてください。自分なりに考えて、「これ!」という物を見つけて選んで行動してください。おじさんからのお願いです

こうして人は未来に向かって進んでいきます。変わっていきます。登場人物たちのそんな様子がとても丁寧に描かれています。ちなみに私は泣きました


ところで、みなさん何か忘れてませんか?この映画のタイトルは?
そう、「たまこラブストーリー」です。実は恋愛ももう一本の軸として描かれています

未来に向かって変わっていくといいましたが、それはなにも将来の選択だけではありません。人間関係も同様です
たまこともち蔵は生まれたときから向かいの餅屋の娘と息子。いわゆる幼馴染という奴です。うらやましいですね
もち蔵から告白されるまでは、きっとたまこのなかではもち蔵も今と同じ距離感のままずっとたまこの世界の中にいたのだと思います
しかし、もち蔵が自身の気持ちを伝えたことで、それは叶わないと分かってしまうんですね

もうね、この恋愛に関する描写はあえて言葉で表すなら「きゅんきゅん」ですよ本当に
甘酸っぱい…あまずっぺぇよ…もちぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお、お前の気持ちはよおおおおおおおおおおおおおおおおおおく分かるぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
もち蔵に告白されてわけが分からず固まってしまうたまこや、告白したのに何も言わずにたまこが去ってしまって部屋で1人もだえるもち蔵
このへんはもう…ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ色々思い出してしまいますねええええええええええええええええええええええ
きっと女性の方はたまこの、男性の方はもち蔵の気持ちが痛いほど分かるのではないでしょうか
もち蔵のことを意識してふと避けてしまうたまこや、それを見てやっぱり言うんじゃなかったのではなかろうかと落ち込むもち蔵の描写も、両方を見ている我々からしたらほほえましい行き違いですが、本人達からしたら世界がひっくり返るかもしれないような出来事でしょう
もう心の波はとどまるところを知らないビックウェーブでしょう

しかしまあ、そうは言ってもお互いにいつまでも悶々としているわけには行きません
もち蔵は告白以降どこかギクシャクして様子がおかしいたまこのことを思って
「なかったことにしてくれ」といってしまいます

たまこも、友人たちの話の中でもち蔵の気持ちと向き合わなければならないと覚悟を決めます

こんな素敵な恋愛を私もしたかった

しかしそんな2人の恋愛模様ですが、実は1人その過程に欠かせない役割を演じたキャラがいます
たまこの同級生で同じくバトン部に所属する常盤みどりです
彼女はたまこのことが好きです。レズとかではないでしょうがたまこに思いを寄せるもち蔵のことをちょっともにょって節すらあります
そんなみどりですが、実は彼女が最も視点的にはわれわれに近い位置にいたのではないでしょうか
たまこともち蔵両方の気持ちを知った上で、2人の背中を押して、未来に向かって自分自身のたまこに対する気持ちにも一つ区切りをつける
彼女がいなければこの作品は成立しなかったのではないでしょうか
それくらい重要な役回りだったとおもいます
言ってみれば裏の主人公でしたね
他人を思って誰かの背中を押し、自分の気持ちに区切りをつける
そして普段はなかなか気持ちを表に出さない彼女のバトントワーリングシーンでの笑顔に惚れた方も多いのではないでしょうか
正直、個人的に一番幸せになってほしいキャラです


いやーでもほんとうに
あまずっぱいの一言に尽きますね
きっといろんな人がいろんな場面に共感できる作品だとおもいます





ちなみに、エンドロールで洲崎綾の文字を見て苦笑してしまったのは私だけではないとおもいます

きっとこの洲崎綾って人はこの主題歌の歌声のように透き通って天使のような人なんだろうなぁ(白目)




…ん?
おや?このラジオはなにかな?





多分違う人だね(断定)


ではおわります
さようなら