アイドルマスターミリオンライブ!3rdライブツアー福岡公演 ~福岡でアイドルのロコに会った話~


アイドルマスターミリオンライブ!」3rdライブツアー福岡公演、本当にお疲れ様でした。知人のご好意で現地に行くことができたのですが、本当にこれを見ることができてよかった。その一言に尽きる最高の3時間でした。

まずはセットリストをどん。

M-01 Dreaming! 全員
M-02 Understand? Understand! 上田麗奈種田梨沙
M-03 サマ☆トリ~Summer trip~ 平山笑美
M-04 ココロ☆エクササイズ 上田麗奈
M-05 おまじない 木戸衣吹
M-06 fruity love 中村温姫伊藤美来
M-07 piece of cake 雨宮天平山笑美
M-08 “Your”HOME TOWN 麻倉もも田村奈央
M-09 Eternal Spiral 木戸衣吹田所あずさ
M-10 あのね、聞いてほしいことがあるんだ 田村奈央
M-11 ジレるハートに火をつけて 上田麗奈種田梨沙
M-12 夢色トレイン 麻倉もも
M-13 乙女よ大志を抱け! 伊藤美来木戸衣吹
M-14 KisS 上田麗奈麻倉もも
M-15 inferno 雨宮天田所あずさ
M-16 First Stage 平山笑美中村温姫
M-17 チクタク 種田梨沙田村奈央
M-18 Fu-Wa-Du-Wa 木戸衣吹中村温姫
M-19 透明なプロローグ 伊藤美来
M-20 STEREOPHONIC ISOTONIC 中村温姫
M-21 Helloコンチェルト 田村奈央伊藤美来
M-22 Shooting Stars 田所あずさ麻倉もも雨宮天平山笑美
M-23 Precious Grain 田所あずさ
M-24 ホントウノワタシ 種田梨沙
M-25 絵本 雨宮天
M-26 星屑のシンフォニア 雨宮天麻倉もも
M-27 Welcome!! 全員
M-28 Thank You! 全員



聴き終わった瞬間に出た感想は
「今回は北沢志保という1つの星屑の物語だった…」というものでした。まあ、主に後半だけなんですけど。


まず、序盤はとにかく何が何でもお前らを盛り上げてやると言わんばかりの勢いに完全に殺されました。LTD06がつい先日発売され、当然のごとく今回が披露となったUnderstand? Understand!がかかった瞬間の、会場全体の期待が大爆発する感覚。背筋に心地よい電撃が走ったように思いましたね。この瞬間から会場にいたすべての人が福岡公演に引き込まれていたと思います。種田さんの演じる田中琴葉は、真面目で性格が硬く、本来ならこんな曲歌うようなキャラクターではないはずなのに、上田さん演じる高坂海美と一緒ならば肩の力を抜いて、ぎこちないながらも全力で楽しむことができる。そんな様子が見えてくるようでした。
そこに続くサマトリ、ココロエクササイズ、おまじない、fruity love、どれもが見る人のテンションを途切れさせることなく、まるでお祭りのようなスピードで駆け抜けて行きました。


第二ブロックはちょっぴりおとなしめに、しっとりと聴かせてくれました。
“Your”HOME TOWNは、ここだけは、麻倉ももさんが歌うことに意味がありましたね…。もちょの地元福岡で、1人田舎を飛び出し都会に来たある人に向けて、ずっと変わらない“Your”HOME TOWNが待っているから。そんな歌詞の曲を歌われてしまっては…多くの人が自分自身と重ねて、涙を流したのではないでしょうか。
かと思えば、まさかまさかのジレるハートに火をつけてが福岡でも登場しました。名古屋とはメンバーがガラッと変わり、灼熱少女のリーダー田中琴葉のピンと筋の通った、彼女の覚悟と決意が伝わる力強い歌声にやられました。
あと、夢色トレインは本当に、もちょ好いとうと…本当に崩れ落ちるかと思いました。


カバーコーナーはKisSとか見所たくさんあったんですけど、ここら辺から最初に書いた感想の伏線が始まってます。そうです。しずしほinfernoです。北沢志保と最上静香といえば、スクライドのカズマと劉鳳の方が仲が良いんじゃないというくらい衝突を繰り返す組み合わせということで非常に話題に事欠かない組み合わせでしょう。クレッシェンドブルーというユニットを一つにまとめたい最上静香と、自分はわざわざ手を伸ばしてもらわなくても1人で大丈夫、と一匹狼になる北沢志保。その2人がバチバチに炎をぶつけ合う。これは燃えました…
そこに畳み掛けるようなShooting Stars。クレッシェンドブルーのメンバー5人のうち4人が集まるこの福岡公演。曲自体はやるだろうけど、さすがに4人はないのでは…?と思われていたところを真っ向からぶん殴るような、現状のフルメンバーをぶちこんできました。私は泣きました。

静香「遠い輝きが導く先へ行こう」

志保「一人きりじゃ見えない景色があるの」

ラスサビ前のソロパート。こんなのは…死んでしまいます…

ぶつかりあった最後に、大切なことに気づいた北沢志保は本当の自分に気づきます。子供の頃に見た絵本のストーリーの様に、長い旅は独りでは渡りきることはできない。そっと微笑んでくれる仲間がいることに気づいたんです。こうして、北沢志保という1つの星屑の物語は一旦の終わりを見ます。けれど、彼女の、彼女たちの進む先はまだまだ遥か彼方ににあります。がむしゃら未来へと、一途な明日へと、果てしない道を、絆で進むことができるようになったんです。

と、最後の方はこんなことを考えてました。途中まで軽く泣きながら書いてたんですけど、冷静に読み返すと大分こっぱずかしいですね。


でもですね、今回の感想はまだ終わりません。大事な大事な話がまだなんです。
今回の福岡公演、ロコの晴れ舞台でもありました。LTHイベントで、大きな舞台に立つのが夢だと語った中村温姫さんとロコの、一番最初の晴れ舞台でした。まず、一言でまとめると、本当にステージにロコがいました。
中村温姫さんが参加したのは全員曲を除くとfruity love、First Stage、Fu-Wa-Du-Wa、STEREOPHONIC ISOTONICの4曲です。今気づいたけど全部曲名英語だ…
それはさておき、どの曲でもステージ上では弾けるような笑顔で、ステージをいっぱいに使って歌ってくれました。ロコはきっとこんな子でしょう。自分のアートを見て目てもらう、誰かに見てもらうのが大好きな彼女ならば、きっと自分自身を表現する場には笑顔で臨んでくれます。あ、ちなみにFirst Stageはイントロきた瞬間死にました。私が初めてアイマスに触れて使った曲もFirst Stageでした。ミリオンの大舞台に初めて登るロコもFirst Stageを歌ってくれているのをみたら、さすがに涙が止まりませんでしたね…
さて、そうは言っても、ロコは決して笑顔だけで出来てるわけではありません。むしろずっと不安を抱えているキャラクターでもあります。彼女のアートを認めてくれる人もいれば、認めてくれない人もいます。目の前の人が本当に自分のアートを認めてくれるのか、答えを聞くまではずっと心の中に不安を抱えている。そんなキャラクターです。やりきった最後には、それまで抱えていた不安が溶けて楽しかった記憶と混ざり合い、安堵の涙を流す子だと、私は思います。最後の挨拶で、この舞台に立つことができてよかったと涙を流した中村温姫さんをみて、「ああ、この人に、ロコの魂を吹き込んでもらえてよかった」と心の底から感じました。もう、ステージに立つ姿の何から何までがロコそのものでした。きっと、この舞台に立つまで、たくさんの苦労を積み重ねてきたのだと思います。それでも、ロコを愛してくれてありがとうございます。ロコに魂を吹き込んで、私たちにその姿を見せてくれた中村温姫さんさんに、最大の感謝を送りたいです。これからも微力ながらロコを、中村温姫さんを応援したいと思いました。

と、言った感じに、ライブ全体と個人的な感想を振り返りました。
このステージを自分の目でしっかりと見届けることができて、本当に良かったです。
こんなにも心を動かされるステージを見ることができて、とてと幸せな時間を過ごすことができました。やはり、アイマスというコンテンツは不思議なものですね…

ということで、今回はこの辺りにいたしましょう。
ミリオン3rdライブツアー福岡公演、本当にお疲れ様でした。
それでは、またお会いしましょう。