ホラー苦手マンだけど「貞子vs伽椰子」を見てきました

面白かったです。

和製ホラーの中でもトップクラスの知名度を誇る「リング」と「呪怨」に登場する化け物、山村貞子と佐伯伽椰子を戦わせるという、企画の立ち上げはどっかで聞いたような洋画のパクリを出したら通ってしまい、それを本気で映像化するという、どう考えてもちょっと頭のネジが数本飛んでいるとしか思えない経緯がありそうな映画を見てきました。

監督は某動画サイトで度々その作品が上映され、一部界隈にカルト的な人気があるホラー映画
「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」などが代表作の白石晃士監督。あ、コワすぎは映画じゃなくて実話でしたね(すっとぼけ)

正直な感想を言うと、前半はかなり怖かったです。私はホラーが正直苦手で、おっかなびっくり見に行ったのですが、やはり大スクリーンに、ぬっ…っと出てくる貞子や俊雄、そして何より、そこかしこから響きながらひたひたと忍び寄る異音。どちらも映画館ならでは臨場感を醸し出していて、ずっとビビっていました。MX4Dに初めてきてはしゃいでいた大学生グループも開始後即黙っていましたし、一番気の弱そうな子が終了後はもう泣きべそ状態でした。

貞子と伽椰子とはなんぞや、という説明が貞子の呪いにかかった一人目の主人公と伽椰子の呪いにかかった二人目の主人公の2つのサイドで交互に展開され、リングと呪怨両方の雰囲気を感じることができます。序盤は一度で二度美味しい和ホラー映画となっています。

後半はこの二人の主人公をとある霊能力者二人組が引き合わせます。
口の悪い霊視が得意なロリと、印を結んでピッピッと手を振るとなんか力を発揮する大泉洋みたいなおっさん。どちらもコワすぎシリーズから飛び出してきたいかにもな霊能力者で、正直ちょっと笑ってました。

二人の主人公の呪いを解く方法はただ一つ

「化け物には化け物をぶつけるんだよ」

言いたいことはわかるが、それは果たして本当にうまくいくのか。そんな疑問を抱えながら物語はクライマックスを迎えます。
貞子と伽椰子をぶつけることには成功しますが、果たして2つの呪いは消滅するのか。主人公の運命はいかに…
衝撃のクライマックスはあなたの目で確かめてください。

まとめると結構面白かったです。
そこまでグロテスクなシーンはありません。突然出てこられてちょっとびっくりするシーンはありますが、それ以外は多分大丈夫だと思います。たぶん。きっと。ホラーが苦手な人でもおそらく問題なく見られると思います。
ちなみに、MX4Dで見ると水がバシャバシャ遠慮なくかかってくるので、メイクが気になる方やメガネ着用の方は注意してください。

よーしおじさん、この勢いで小学生のころ怖くてまるで見れなかった初代リングに挑戦するぞー(死)