私の思う、伴田路子の肖像

ロコです!!(半ギレ)

greeより配信されていたソーシャルゲームアイドルマスターミリオンライブ」の更新停止が先日発表されました。12月より順次各種コンテンツの終了・更新停止及び仕様の変更がなされるというニュースを受けて、まあえらいびっくりしました。ソーシャルゲーム自体はそう遠くない将来に潰れる産業だろうとは思っていましたが、ミリオンライブにもついにその日が来たかぁという感じです。

それはさておき、本日は折角の機会なので、私がこのゲームで一番気に入っているキャラクター「ロコ(本名は伴田路子だが、本名で呼ぶと嫌がる設定がある)」について、私はこの子をこういうキャラクターだと思っている。という話をします。結構とりとめのない感じになると思います。



アイマスはこれから書くような話を、プレイヤーの数だけ想像することが出来てなおかつそれに耐えうる作品だと思っています。なので、これから書くこと以外を許容しないという話ではないですし、逆に俺の中のロコはそうじゃないと感じる人がいてもそれは自由です。以上を踏まえて、早速行きましょう。

・アイドル「ロコ」の原点と最初の一歩
アイドル「ロコ」は年齢15歳、身長154cm、体重42kg、アイマスの中でもやや低年齢組に分類されるアイドルであり、広義におけるアートに並々ならぬ情熱を持っています。最大の特徴はセリフの中に英語を多用することです。そんな彼女が原点に持つ理念は「自分自身というアートを世界に表現すること」です。アイドルという手法はその1つであり、プロデューサーはそのための良き理解者としての力添えを求められます。実際のところ、アイドルとして走り出した頃のロコには理解者が少ないのではないかという描写が多く見られます。
初期のカードでは事務所で勝手に作品を作り始めたり、事務所の模様替えをしたりと、かなり奇抜な行動をその時の勢いで突っ走ってしまう。そういうキャラクターです。



故に、学校では少し浮いているので、正直学校はあまり好きではないという話も出てきます。公教育、特に中学校では基本的に集団に溶け込めない異物を嫌う傾向はあると思います。学校の中のクラスという閉鎖された(ように見えている)世界の中で、彼女のような自己を強く持ちそれを表現することを一切憚らない人間は、なかなかに生きづらいでしょう。
それだけに、彼女とプロデューサーの最初の一歩は、やはり「彼女のアートを理解すること」になるでしょう。ネクストプロローグ編ではその辺をやってくれたかのように思いきや割りと雑なのであんまり好きじゃないんですよねあれ。
なので、仮にもしも私が彼女とプロデューサーの物語を描くとしたら、そこはものすごく大切にしたいなぁとは思います。間違ってもアートをダストシュートなんかした日には、三行半不可避でしょう。



ただ、もし仮にダストシュートをしても、彼女の場合理解してくれるまで何度でもアプローチを頑張ってくれるような気はします。彼女の目指す目標のためには、理解できない人は理解できないだろうと切って捨てるのは、理念に反する部分があるのでしょう。それだけに、キャラバン編では仕事をさせずに放置をしても、他のアイドルなら怒ったり拗ねたりするところでこの反応です。いじらしいですね本当に…



・ロコにとってのアート
ロコの話をする上で欠かせないのが、彼女にとってのアートとは何かということです。先程も書いたとおり、彼女にとってのアートは自分自身であり要は心を映し出したものなのだと思います。なので、ロコにとってのアートは絵に限りません。先程のようなインテリアもそうですし、音楽や彫刻、建築すらもアートの中に含まれます。



城を作るんじゃねぇよとは思いましたがまあ、これは劇中劇という側面(詳細は後述)もあるので、良しとしましょう…
彼女にとってのアートが自身の心を写したものであるがゆえに、他人の作品への評価もその基準が上手い下手ではなく。作りての心がこもっているかどうかに依っています。「てづくりのすてーじ ロコ」というカードでそういった面が語られています。私、ロコのこの側面はめっちゃ好きですね…。理解されないことの苦しさを知ってるからこそ、まず最初に自分から理解してあげることの大切さを知っているのかもしれませんね。後付の技術ではなく、その人の持っているものを見てあげようという、彼女の経験に基づくものなのかなと想像できます。




・運動は苦手。学力は年齢相応だが頭はいい
特技の「目を閉じたまま歩ける」というのが活かされることはついぞなさそうですが、運動は苦手です。野球をやればボールを後逸し、雪合戦をやれば顔面に喰らいます。


なので、ロコというアートを表現することの大きな障害の1つは、体を思った通りに動かせるようになることへのトレーニングでしょう。ダンスも苦手というか、少なくとも得意とは口が裂けても言えないレベルです。頑張ってレッスンしましょう。
その一方で、頭はいいです。英単語を頑張って覚えているという描写もありますが、クイズ大会で一位をとったりと、IQは高い天才肌のようです。きちんと理路整然とした話をして、それが彼女に認められればこちらの意見も取り入れてくれるでしょうが、ロジックにかけた提案は普通に嫌がられそうで、ちょっと小賢しいガキになりそうな感じはありますね。



・メルヘンアイドル物語におけるロコ


ミリオンライブにおけるロコを語る上で外せないイベントがこちらです。今すぐ思い出から中身が見られるので、ぜひ見てください。ざっくりと言うと、塔の上のラプンツェルをモチーフに、引きこもりだったロコが挫折を経験しながらも理解者を得て、世界へと目を向けるようにするというものです。ぶっちゃけ、ロコというアイドルのストーリーを描くのであれば、これが「まさに!」というようなものであるような気はします。しかし、このストーリーはあくまで劇中劇であり、彼女が本当に歩んできたストーリーというわけではありません。ただ、あまりにもロコが本当にいたら…という私自身の想像に合致する内容だっただけに、めちゃくちゃ効きました。今見てもキチンと書いてくれているなぁと感心しています。

・他のキャラとのつながり
友達少なそう(バッサリ)
というのはちょっとした冗談ですが、ロコがさらにアイドルとして大きくなるには、理解してくれる人が増えることが重要でしょう。普段は自身があるように振る舞っていますが、その一方で案外褒められることには慣れていないような描写があります。どちらかと言うと自信満々のどや顔が印象的であるのは、私生活であまり周りに馴染めていないことや、自分の作品がなかなか理解されないという不安を打ち消そうとしているのかもしれません。自信というのはその人の行動を後押ししてくれる潤滑油になり、逆に不安や卑下はその人を萎縮させ帰って失敗を呼び込むことにもなりえます。ロコの場合、その不安を自らの有り余るエネルギーで打ち消そうとはしていますが、そのパワーをもっとポジティブな面に変換することができれば更に伸びていける。そういう歪みを抱えているキャラだと思います。
ミリオンでは意外と、他のキャラのカードにモブとして登場します。統計を取ってないので、もしかしたら他のキャラともおなじくらいの登場頻度なのかもしれませんが、初手で他人を寄せ付けない特徴を持っているロコが、他のアイドルの思い出の一部になっているのには大きな意味を見出すことができるのではと思います。でも、絶対こんだけやばい個性のあつまりなんだから、そんな一筋縄で仲良くはなれないと思うんだよなぁ…


ざっくばらんにやってきましたが、単純に書かれた内容を広げていくだけでも結構骨太な設定を勝手に作ることができるなぁと、今更ながら感心してます。
たぶん今までも同じような話を随所でやってきたような気はしますが、折角の機会なので少しだけまとめてアウトプットしてみました。
おわり。