『少女☆歌劇レヴュースタァライト -The LIVE-#2 Transition』を見てきました

おひさしぶりです。ぬこもやしです。

タイトルのとおり、少女☆歌劇レヴュースタァライト -The LIVE-#2 Transitionを見てきました。



少し前にこの作品のアニメに関するブロマガを投稿しています。どんな作品なのかはそちらをご参照いただければ幸いです。

今回はその辺りの細かい紹介は飛ばして、さくっと感想やら何やらを書いていこうかなと思います。
正直、世間的にはこの舞台の千秋楽も終わり、全国でライブビューイングも放映されていたので、ネタバレは解禁という雰囲気ですが、念のためここで

以下に本舞台のネタバレがたくさん含まれる

ということを注意書きとしておきます。
おそらくですが、今後BDの販売を含め再演なりディレイビューイングなりが行われる可能性が
高いため、どうしても内容を知りたくないという方はお帰りください。
ネタバレ少な目の感想を書くなら
「早くアニメの続きを見たい」
と思わせるないようでした。確か私、アニメが終わった直後はこれ以上は蛇足でしょ~なんてへらへら言っていた記憶がありますが、これなら続きがみたい。と思わされましたね。そんな感じです。アニメレヴュースタァライトを見て、面白いと思った人にはメッチャお勧めします。


















いいですかね。ではやっていきましょう。








・これやってるの声優だよね?と思うレベルの舞台
いやまず何がすごいって、舞台に立ってるメインキャストがもう

メッチャ動く

尋常じゃなかったです。よく声優ライブに行くと、バックダンサーとメインの声優さんの動きをちょっと見比べてしまったりするものなんですが、今回はそんなレベルではなかったです。あなたたち、本職はなに?とひっくり返りそうになるくらい、舞台上で飛んで跳ねて走り回りながらしかも台詞や歌に気持ちを乗せてくるんだから、みてるこっちも疲れるレベルの濃密な時間になってました。
ミュージカルパート70分ほどのあとに15分の休憩が入るのですが、これは間違いなくわれわれのためではなく演者さんのための休憩でしたね。
声優がすごいって話だったんですけど、じゃあ他の出演者は?ってところで行くともっとすごかったです。ライバル校の先生役の人にいたっては、地面に手をつかずにくるっと縦に回るし物理法則無視すんのやめろっていいそうになりました。

・ストーリーと暴力的に刺さるカップリング
今回私はこの舞台を2回見させていただきました。一回目は現地で2回目は千秋楽のライブビューイングでみたのですが、まずストーリーに度肝を抜かれましたね。レヴュースタァライトというコンテンツ自体がアニメと舞台の2層式展開をうたっています。舞台一作目を原案としたようなアニメで、たくさんの夢中にさせた物語で一気に注目を浴びていただけに「完全新作」と銘打っていた今回の舞台で何をやってくれるのかと思っていたら「ずばりアニメの続き」で驚かされました。
舞台の幕が上がった瞬間に、アニメ最終話を思い出させる第100回聖翔祭のスタァライトの再現が始まり、この時点で「これアニメの続きだ!!」とひっくりかえりそうになってました。

ただ、さっきも書いたとおり、アニメレヴュースタァライトの続きは見たくないと思っていたのは本心です。というのも、そのくらいアニメの出来がよかったからですね。余計なものを付け加えて蛇足感が出てしまうくらいなら・・・。と思っていたわけですが、今回の舞台はそんな不安をぶっ飛ばすくらい、まさしくTransitionされた物語になっていました。

第100回聖翔祭の成功のあと、第101回に向けて心持ちを新たに次のステージに向かおうとしていた99期生の面々の前に、その舞台をみていた青嵐高校という聖翔と同じく舞台少女を育成する学校との交流プログラムがやってきます。そこで青嵐の教師から「われわれがスタァライトをいただく」といわれ、より輝いた学校がトップスタァを目指す権利が与えられるというレヴューの幕が上がる。

というのがさっくりとしたあらすじです。まあ、最終的にはちゃんとオチがつくんですが、この新キャラの青嵐のメンバーの立ち居地がとても絶妙でした。
アニメが聖翔のなかで未来と運命を手に入れるために戦う物語だったとするならば、舞台#2は過去の因縁や自分自身の中に埋もれていた弱さを戦う物語といえるものでした。まったく新しいテーマを用いて、世界やキャラクターの持つ物語をさらに深めるものになっていました。
また、その中で繰り広げられるキャラクター同士のかけあいもこれまでの舞台やアニメに出てきた要素を活かしつつ、さらに深めていくストーリーばかりで、初見では舞台のどこをみようなんて考えている暇もないくらい、中心のストーリーにのめりこんでいました。
一応勢いに任せて書いたやつがあるので、載せておきます。
舞台#2ではばなながメッチャ活躍します。だってこの子、アニメで唯一過去と戦っているキャラなんですから。過去からの刺客にはそりゃ、強いに決まってますよ。

特にこの作品ではキャラクター同士の組み合わせで物語が彩られるシーンがたくさんあり、今回は特に双葉と香子
それから、まひると新キャラの涼ちゃん
この辺りのカップリングがもはや暴力レベルに魅力的で、三回くらい死にそうになってましたね。アニメのときに明らかになった約束を破って香子そばから去ろうとした双葉に対して、いちいちふくれっ面をする香子の演技がまぁ~かわいかったです。

それから、まひるですね。新キャラの南風涼(みなせ すず)は、まひると同じ中学の同級生であり、部活は違うながらもまひるのことにあこがれて追いつこうと努力をしていたキャラだと劇中で語られます。
アニメでのまひるは、序盤はマジでただのクレイジーサイコレズです。いやまあ、後半もクレイジーサイコレズですけど。北海道から聖翔という日本で一番の演劇学校に来ることで、自分よりもやばい連中に囲まれて、自身がそれまで持っていた自身やきらめきを失っていて…というのがアニメでのストーリーでしたが、中学のころはちゃんとまひるのきらめきに惹かれていた人間が存在していたということがここで語られるわけです。
みんなの太陽になりたいと願ったまひるに対して、夏の太陽に目を焼かれた涼ちゃんという、まひるの本来の願いがキーとなっている二人の因縁に気がついたときは変な声が出ましたね。
けどまあこの二人も最終的には過去のしこりを乗り越えて、対等な舞台少女として切磋琢磨できる関係になるのですが、まぁそこまでの過程が非常に濃密で、これアニメでもっとふかぼりされたら絶対泣いちゃうやつですねぇ。と考えていた自分に気づいた時点で「アニメ2期早くやってください」と手のひら返しをかましていました。

ライブパートは舞台少女心得 幕間で号泣したことしか覚えてないです。
うそです。覚えてますけど、ちょっとめんどくさいことを言うと私今、レヴュースタァライトのライブにはあんまり心惹かれてないんですよね。嫌いというほどじゃないんですけど、今のところ好きなのはこの作品のストーリーだなぁという感じなので、キャラよりも中の人が色濃く出るライブはまあ、そういうのもあるんだね位の感想になっちゃうので…
そのうちなんかの拍子に手のひら返すかもしれないですけど。


そんな感じで、とにかく面白かったです。
もしもアニメなどで続きが来るとしたら、ハードルはとてもあがっていると思いますが、楽しみにしたいなぁという感じです。

それでは最後に

アプリはなんでiOS一週間遅れなんですかね。

さようなら。