イラストだけじゃない!テキストから見るアイドルマスターシャイニーカラーズの魅力

先日、通話しながらアイドルマスターシャイニーカラーズ(以下、シャニマス)をプレイしていたら

シャニマス1stライブの現地どころかLVにも行ってないのになんでハマってんの?」

と煽られたぬこもやしです、こんにちは。
本日は、最近熱中度が再燃したシャニマスについてです。



2次元アイドルコンテンツ界隈に置いて、もはやそのすべてを一個人で追いかけ続けることは不可能な域にまで到達しつつある、アイドルマスターの完全新作としておよそ一年前からPCブラウザゲームとして配信されています。
アイマスのオタクとして沼にどっぷりだった私はサービス開始と同時に一応プレイしていましたが、ちょっと飽きて離れていたのですが、改めてやってみると

白瀬咲耶…すこだ…



という感じに新しい沼に頭から突っ込んでしまいました。

このゲームの魅力に関して、インターネット上ではイラストについて取り上げられているのはよく見かけるのですが、今回はそれではなく、このゲームをアイドル育成ゲーム足らしめているテキストについて、まだまだすべてを知っているわけではないのでほんの一部になってしまいますが、紹介したいと思います。

なお、以下には限定カード(現時点では入手することが不可能なカード。今後はその限りではない可能性あり)を使用することで見られるコミュの内容が一部含まれます。もちろん、核心には触れないつもりでいますが、自分でのプレイ以外では一切を見たくないという方はブラウザバック推奨です。






















んじゃ、始めます。

・そもそもシャニマスって何するゲーム
まず、このゲームのテキストに関して話をする上でまず知ってもらいたいのが、結局の所どういうストーリでのプレイになるのかというところです。
本作では、一人のアイドルを事前に担当してして決定し、そのアイドルの出会いから、WINGというオーディションに優勝するまでのストーリーを追いかけていく流れになっています。というか、基本的にはそれを無限に繰り返すことになります。1プレイだいたい15分からじっくりやると30分以上です。
また、ストーリー上に何回かチェックポイントがありシーズン1から4、WING準決勝、WING決勝、のそれぞれの場面で一定の条件を満たさないとそこでプレイ終了となります。
要するに、その中でプレイヤーはプロデューサーとして担当アイドルと交流を繰り返し、その成長を見守っていくことになります。前述の通り、条件が満たせなければそこでゲームオーバーとなり、また1からやり直しです。
シーズン4まででゲームオーバーになると、多くのアイドルが「あー残念だったー」というくらいのあっけらかんとした反応なのですが、やってるこっちはまあまあしんどいです。また、WING準決勝などで敗退すると、それまでの言動からは思いもよらない本音を漏らすキャラクターもいます。

あえて失敗することを奨励する意図はありませんが、1回くらいはこのセリフを見てもいいと思います。後述しますが、このゲームにはセリフを額面通りに受け取って「君たちかわいいね~」で終わりだけではなく、その裏にある意図を探ろうとするとなかなかに骨太な設定を組んであるのでは…? と思わせる場面がいくつもあります。登場するキャラクターの様々な面に触れることはこのゲームの楽しさを増やすことにもつながるので、最初のうちは特に攻略等を見ないでプレイすることをおすすめしたいなと思っています(たぶん見ても最初のうちはWING出場出来るかどうかくらいじゃないですかね)。
この1回のプレイが終わる頃には、担当アイドルとの出会いから一人前のアイドルになるまでの成長がしっかりと描かれます、その中で、あなたとその担当アイドルが何に出会い、何を思い、どんなところへ進もうとしているのか。一部、キャラによって当たり外れもあるような気もしますが、一つのストーリーとしてしっかりと完結しています。まずは、ここをじっくりと読み込んでみると、意外な発見があるかもしれません、


・カードごとのストーリーがわりとすごい
シャニマスの課金要素は、ぶっちゃけ課金しなくてもそれなり遊べるんですが、その多くはアイドルのカードを手に入れるところにあります。
種類が大きく2つ、プロデュースアイドルとサポートアイドルに分かれていて、カードごとに設定されたレアリティによって性能や見ることが出来るコミュに差があります。当然、高レアリティのものほど性能、コミュともに強いです(コミュが強いとは一体…)。
プレイ開始時に選択したいくつかのカードのコミュが、プレイを進めると見ることが出来るのですが、これがまぁ…いいんですよ。



私は、この白瀬咲耶のコミュを見て頭からずっぽり行きました。
このカードのコミュでは、普段の彼女の立ち居振る舞いが、彼女のどんな気持ちから来ているものなのかをじっくりと丁寧に書いてくれています。
彼女は、何かを演じることに強い興味を持ち、プロデューサーもその腕前に関して、才能があると断言します。






ですが、彼女のこの感覚には大きな歪みがあります。
彼女の中には、誰かを楽しませるという観点はあっても、自分が楽しむという観点がすっぽりと抜けていることがこのあとすぐに明らかになります。






このカードのコミュ以外でも、彼女はその見た目や性格から、周りの人間のことを第一に考えていると感じる場面がたくさん出てきます。プロデューサーも、そのことに関してそれを「彼女の優しさ」と解釈しますが、これは彼女が今まで「誰かのために自分を使う」ことしかしないで生きてきたことの裏返しのように感じました。いい悪いではなく、本当に徹底してこれまで彼女はいつも、無自覚に誰かに何かを与える側だったのでしょう。それゆえに、その反応や感謝が彼女自身の喜びにすり替わってしまうくらい、そういう生き方が染み付いてしまったのだと思います。
もちろん、コミュの中ではそこまで明確に言及はされませんが、こういったことを想像できるテキストになっています。

その後、彼女が主役のイベントでどんな企画を催すか考えてもらった時の内容も、ファンのことを第一に考えており、その中に彼女がやりたいことは一つもないという徹底ぶりです。見かねたプロデューサーが、やりたいことを入れようと言っても、むしろ咲耶を困らせてしまいます。






そして、プロデュースを進めるうちに、彼女は、彼女自身も知らない自分の一面を知ることになります。
アイドルとして成長していくうちに、これまでなかった新しい価値観や新しいものの見方、何より「咲耶自身の中にあった、他人から見た自分」以外の新しい自分に触れていきます。
アイドルとして、単純に歌やダンスがうまくなるだけではなく、一人の人間として新しい一歩を踏み出そうとしているというのがわかるコミュになっています。
ちなみにこの写真は見せてもらえません。「今はまだ」彼女だけの秘密だそうです。






そして、プロデューサーが投げかけた「咲耶のしたいことはなんだ?」という問いかけに、彼女がどう答えるのかは、ぜひご自身の目で確かめてほしいです。まあ、このカード今手に入らないんですけど…



ただ、一個だけ。このカードの最後のコミュ見たときに私は
部屋の中でのたうち回りました。誇張でも何でもなく、ひっくり返って深夜に大暴れしました。

と、言う具合です。ゲームのテキストで悶えるなんて初めてやりましたよ…
正直なところ、わたしはまだまだプレイしている範囲が浅く、ほとんど触っていないキャラも居るのですが、このレベルのコミュがSSRの数だけ用意されているとしたら、このゲームのテキストは半端じゃないボリュームです。
実は以前にイベントのコミュに関しての記事は書いていたのですが、アイドル個別でもここまで破壊力があるとは知らなかったので、改めてこのゲームの凄さを日々実感しています。
基本無料ゲームであるため、どうしても運の要素や周回を強制される部分もありますが、1週間もやればWING優勝くらいは安定します。トゥルーも頑張ればそこそこ行けるようになるので、ぜひいろんなアイドルのコミュに触れてみてください。
私もいろいろやってみます。

ということで、最後にエビコミュの画像でお別れです。





いやこれまじでなんなんですかね…
謎すぎる…