全人類は今からでもRe:ステージ! ドリームデイズ♪第7話を見よう



見よう!!!!!!!!!!!!!

ということで、ぬこもやしです。
友人のオタクKにそそのかされて、触るようになったRe:ステージですが、先日放送されたアニメ7話がバチクソに良かったので、見どころを垂れ流していきます。

とは言うものの、全12話のアニメを7話から見るとなると、逆立ちしてもストーリーは雰囲気しかわからないと思うのので、あんまり触れません。ゆるしてというか、もしも気になったら1話から見て。ただ、この7話はこれまで謎だった主人公の設定が一気に明らかになる回なので、本当はぁ~…そのぉ~…ねぇ?
ただ、その不利を補ってあまり情報量を作画からだけでも手に入れることができるくらい、「活き活きとした絵」になってるのがこのアニメの特徴かなと思います。
作品全体の雰囲気は決して、最新のトレンドを取り入れたとは言えないものになっていますが、だからこそ親しみやすい雰囲気が個人的にも好みです。ちなみにこれ見て「等身ガー」とか言う前に、この子達中学生だからまあそんなもんですよ。

・新キャラ「ステラマリス」のメンバーの作画がありえん
この7話から登場(1話でちょっとだけ出てたけど)した新キャラ、作中ナンバーワンユニット「ステラマリス」のか書かれ方が、まあもうなんていうか、バッキバキにきれいなんですよ



主人公の姉、式宮碧音(しきみやあおね)さんです。
このキャプだけではちょっとわかりにくいと思いますが、本編での動きがくっそなめらかだったり、明らかに他のシーンに比べて腕のいい原画をこのシーンに割り振ってるなって感じがします(個人の感想です)
それから、この人が振り向くシーンなんですけど

ここから


ここまで


冗談みたいになめらかなんですよね。頭いかれてんのかと思いました。
しかもこのあと、メインキャラの月坂が、式宮姉に向かって自己紹介するんですけど


身長殆ど変わらないのに、目線がちょっと上に言ってるの、直接的なセリフはなくとも緊張して正面切って顔見れない感じになってるってのがよく伝わりますよね。



けど、手握られたら驚いて正面見ちゃう月坂、推しアイドルの握手会に初めてきたオタクくんの反応そのものでゲロ吐きそうになりました。

それと、ここから



ここまで



動いてるのは碧音だけなんですが、それでも意味わからん枚数書いてるので、この辺でとにかくこの人の綺麗さというか、メインキャラよりも現状一段上の存在であるということをおよそ2分くらいで印象付けようというシーンになってます。もちろん、ストーリーテリング上重要な意味があるシーンでも有るので、本当は1話から見た上でこのシーン見てほしいんですけど。

ステラマリスのロケバス、街宣右翼カー呼ばわりするの嫌いじゃないけど好きじゃない


ということで、こちらも実質初登場の岬珊瑚(みさきさんご)ちゃんです。



私は別にこの子が好きとかそういうのは一切ないんですけど、まあなんというかめちゃくちゃ可愛いですよね。
すごくちっちゃくて可愛い感じしますよね。あと、ものすごく自信家で世界の中心は碧音と自分だと心の底から思ってそうですし、けど同時に同じくステラマリスメンバーの一条瑠夏のことも認めてそうじゃないですか?
もっとお話が進めば、まだ中学校に入学したばかりの一年生だからこその可能性として、いろんな価値観に触れて成長する余地がある。そんな王者の風格がありますね。


ただまあ、それは置いといて、手元のタブレットでこれから出場する大会の予選を見て「大したことない連中だな」とぶーたれている顔から


碧音が帰ってきたと気づいた瞬間のこの表情


飼い主が帰ってきたと気がついたチワワみたいな奴ですね本当に。
碧音の言う「大切な人」というのが自分のことだと信じて疑ってなさそうなこの表情もマジで秀逸ですね。



とまあ、こんな感じに、実はこの7話でステラマリスの3人は誰一人「自分たちがステラマリスである」ということや、どんな関係性なのかをことさら丁寧に説明したりはしません。まあ、自己紹介自体は1話OPで済んでるんですけど。
碧音と主人公の関係、珊瑚と瑠夏の性格など、表情や台詞回しできちんと伝わるようになってるので、はじめましての人もすんなり見れるんじゃないかなと思います。

・ライブシーンに気合が入り過ぎている
ステラマリス登場シーン以降は、ここまでにばらまかれていた主人公に関するネタの回収なので、7話から見ますた!という方はまあなんとなく雰囲気で見てください。
ということでやってきました、アイドルアニメといえばやはりここが華と言えるライブシーンです。
とりあえず、そこだけでも見てください、だいたい19:50位から始まります。

いやぁ~…なんといいますか…




手書き、ですねぇ…
背景はCGで、これたぶんこういう作り方してるんだろうなっていうのは後述しますが、こう来ますかぁ~って感じで、ここでもゲロ吐きそうになりましたね。
いや、実際、かけるなら手書きのほうが「活き活きした絵」になるんですよ。全部3Dモデルにすると、突き詰めれば突き詰めるほどにいわゆる不気味の谷が待っていますからね。絵だと認識できると、これは一気に解消されてかつ、キャラ一人ひとりに細かい差をつけることができます。
見てもらえばわかるんですけど、一人ひとりの動きのスピードが全く違うんですよね。



また、細かな演出も光っていて、例えばここ
舞菜が踊りながら横を見てニッコリと笑ってるんですけど



その視線の先には、今回の舞菜の問題解決のキーとなった月坂がいるわけです。
さっきまで別に本当にゲロはいたわけでもないのにゲロはいたとか意味不明なことを言い続けてきましたけど、さすがに泣きましたね、ここはまじで。



ここのみい先輩の笑顔めっちゃ好き。
たしかにこの子は、こうやって笑いそうなんですね。



最後の後ろ姿。
モデルっぽい立ち方の本城、ほぼ仁王立ちの長谷川、足をきっちりと締めてる市杵島など、それぞれの立ち方に個性が出てますねぇ



しかもこのシーン、およそ1分半のライブシーンで止め絵やほかキャラクターのカット挿入で音だけ流す、という時間は殆どありません。
作画コストどうなってんですかねまじで。

といった感じで、かなりの力作となってるので、割とマジでここだけでもアニメ好きな人はちょっと見てみてください。
ちなみに、さっきこの作品の絵に関して「活き活き」していると評しましたが、個人的にアニメという媒体はこうやって、絵で伝える情報を盛り込んでこそだと思っているので、実のところこの作品の演出周りはかなりお気に入りです。謎の説明セリフではなく、視覚情報で
必要な情報を伝えてこそのアニメだと思っているので、この7話はまじで100点満点中10000000000000000点くらいです。

さて、ここまでは個人の感想で、ここからも個人の勝手な感想です。
さきほどのライブシーンですが、どう作ってるのかはそりゃ公式しかわかりませんが、ヒントは実はEDクレジットにあります。



7話のEDクレジットです。3DCGまわりの名前がモリっと出てきましたね。背景などでCGが使われてるので当たり前といえば当たり前ですが、特に着目すべきはモーションキャプチャ制作協力が8人もいることでしょう。
アニメでわざわざモーションキャプチャをして何に使うのかといえば、当然の動きの多いシーン。今回はライブシーンに決まってます。
はい、もう答え出ましたね。あくまで多分ですが、7話のライブシーンは一度モーションキャプチャを利用して全体像を作ったあとで、それをもとに作画に描き直していますね。CGの段階でどのくらいキャラのモデルを作り込んでいるのかはわかりませんが、まあそこそこ細かく作ってるんじゃないですかね。ところどころ、衣装のリボンなどが冗談みたいに動いてるシーンも有るので、なんとなくそんな気がするという程度ですが。

ちなみに、アニメのおいては別に手書きだから偉いとかCGだから手抜きとか、そういうものではありません。それぞれに一長一短があり、表現できるものが違うので、作品に合わせて取捨選択されて当然です。
その中で、このアニメでは「一度3DCGで仮組みをした上で、絵にするときは手書き」という表現を選んだに過ぎません。ですが、前述の通り、その狙いはおそらくキャラクターの表情や動きを重視することで、絵から伝えられる情報を増やしたいという意図があるのではないかと思います。
このアニメが始まる頃は正直ちょっと馬鹿にしてましたけど、ここまでガチで作ってくるタイプの愛に溢れた作品だと思ってなかったので、割とビビってます。

以上!そんな感じです。
最後に、みんなRe:ステージ! ドリームデイズ♪第7話を見て行ってください
おしまい!


あっ、そういえば7話で何故か公式の中の人が出てきて、何やってんだこのアニメって思ったんですけど。


一応弁明がありましたね…



かいさん!