虹ヶ咲2ndライブの感想を書き殴りました

みなさんこんにちは。
いつものぬこもやしです。

ということで、ついに終わりましたね。
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2ndライブ「Brand New Story」と「Back to the TOKIMEKI」全3公演お疲れ様でした。
私はリピート配信も含めて都合6回、すべて見させていただきました。
当日は会場の近くにホテル(都民が都内のホテルに泊まるやつ)を取ったり、リピートはクソでかいスクリーンで見られるスペースを利用したりと、まあちょっとこう普段あまりやらないことにもチャレンジしてみました。
また、この1週間ほどで虹ヶ咲を応援している人と直接会っていろいろ話をしたりと、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

そんな感じで、感じたことなどをつらつらと書いていければと思います。
一つだけ最初にお伝えしなければならないことがあるとすれば、今回の内容は結構後ろ向きです。いい時間ではありましたが、やはり思うところも多かったです。問題なければお付き合いください。



ではやっていきましょう。


・オンラインライブ、実際どうでした?
いやもう、今回の虹2ndについて話すにあたって絶対に外せないところとして「無観客有料配信」という要素があります。
昨今世界中で流行っているアレに配慮して、観客を入れず実際のライブの様子を配信で流すという形式です。少し前までこれすらできずに延期という名の事実上中止に追い込まれたイベントが多数ある中で、このような形式とはいえ実際のライブが実施されただけでも我々は幸せなのかもしれません。
4月以降、たくさんのライブ映像の無料配信がありました。また、完全新規のライブ映像を無料有料問わず様々な形式で公開されているところもあり、私もその中のいくつかを見たうえで今回の虹2ndに臨みました。その時からずっと感じていたことなのですが

いや、やっぱつれぇわ…


いや、これはやっぱりね、つらいですよ本当に。
インターネットの回線や出力する機材に左右される視聴環境に振り回され、現地であればその瞬間瞬間にみんなで分かち合えたであろう感情は迷子になり、まぁ~これに慣れる日はなかなか来ないだろうなぁ~と思いました。
もちろん、工夫次第では普段にはない見方もできます。事実、私もそのために前述のとおりホテルとったり100インチスクリーンのシアタールームを借りたりといろいろやりました。それでもね、やっぱり「生のライブ」という特殊な環境で、爆音を浴びて心のままにはしゃぎまわり感情を爆発させることができるあの空間は本当に贅沢なものだったんだなと痛感しています。
また、これは後述する話なんですが、ステージに立つ方にもきっと多くの負担があったと思います。思うというか、あったとすでに言われているわけですけど…。
まあとにかく、無観客有料配信であったということが与えるマイナスの影響はこちらにも向こうにも大きかったことはほぼ間違いないと思います。それだけに、とても乱暴な言い方ではありますが、今回の2ndが「史上最高のライブ」として語り継がれることは、もしかしたらないのかもしれません。


・え、じゃあダメだったの?

そんなことはぬえぇええんえぇっぇぇぇええぇっぇぇぇぇええええええ!!!!!!



今回の2ndがダメったのか?と聞かれたらNO!とはっきり大きな声で自信をもって答えます。
今回の虹2ndは、割とぎりぎりまではチケットを販売して観客を制限あれで入れるかどうか悩むくらいの時期に突っ込んでいました。結果として、チケットの抽選や販売を行わず、無観客でということになったのですが、その分「無観客だからできること」をたくさん盛り込んでくれました。
代表的なところで、ARでのサイリウム表現やステージエフェクト。ステージにカメラさんをたたせて目の前や後ろに回り込んでの臨場感あふれるカメラワーク。会場中に客がいっぱいでないからこそできる視線の振り方。上げ始めればきりがないくらい「今回だからできたこと」がたくさんありました。

特に個人的にいいなと思ったのが、我々と画面の向こうの視線がたくさん合うというところでしょうか。
客を入れていないという状況が影響して、もちろん会場全体を見ているようなところもあたくさんありましたが、それ以上にしっかりと今この瞬間を抜いているカメラに向かって正面から視線を向けてくれる時間がたくさんありました。特にMCの時間中これが顕著で、目の前の演者がまっすぐこっちを見て話をしてくれていることが刺さらないわけがないんですよ。特に内容もすごかったので…

これはとある(一方的に)信頼しているオタクの言葉を借りるのですが虹ヶ咲2ndは「最高」ではなかったけれど、たくさんの「大切なもの」をくれる時間だったのだと思います。


・虹ヶ咲2ndがくれたもの
いやもう、これは本当にきりがないんですけど…でも、書かないと私の気持ちがどこにも伝わらず霧散してしまうので、書き残していきます。

まず、無敵級*ビリーバーですね。
先日これに関する話はまとめてるので、細かい話は省略するんですが、重要な要素としてこの曲は9人のうち一人しかもらえないソロ曲というおおきなポイントが存在します。ただのソロ曲ではなく、「自分以外の8人が伝えたかった想いを背負った一曲」になっているんです。
虹ヶ咲という作品自体が、ソロ活動がメインでありながら、自分以外のメンバーとの交流の中で見つけたものも背負っていくというストーリーになっているのですが、この曲はまさしくその流れを体現しています。
そんな風に、自分以外の全員の気持ちを背負った1曲を、さっきも書いたように普段と全く違う環境で、しかもソロパートのど頭で披露しなければならないというプレッシャーはどれほどのものだったのか、想像することすらできません。
事実として、昼の部では歌詞を飛ばしていましたし、歌っている表情はお世辞にもいい顔だったとは言えないものでした。それでも夜の部までにはきっちりと立て直してやりきったところを見終えた瞬間はこっちもちょっとガッツポーズが出ました。実際、相良さんもまじでやり切った顔してましたしね。

村上さんの楽しいの天才に限らないのですが、1stライブからの成長を感じるところもたくさんありました。愛さんの曲はマジで実際に踊りながら歌おうとすると人間業じゃないってのがわかるので、ちょっと試してみてください。まじで半端ねぇってなるので。
また、目標として掲げていた「say goodbye 涙」でちょくちょくおちょくられていた大西さんも、マッチングフェスや1stのころと比べると別人のような図太いメンタルを披露してくれていて、1stのころに話していた「作品の中心として立っているキャラクター」にふさわしいポテンシャルの片鱗を見せてくれたと思います。

この、時間が経ったことで起こる成長や変化というのは、虹ヶ咲というコンテンツを語るうえでとても大事な要素だと思っています。
虹ヶ咲のライブで披露されるソロ曲は、そのどれもがアプリゲーム内で語られる「キズナエピソード」というものに密接にリンクしています。
どうしてスクールアイドルをやるのか、自分の弱点を克服するためにどうすればいいのか、株にぶつかったときにどう克服するのか。そういった時間とともに積み重ねてきた変化や成長がどのソロ曲にもたくさん盛り込まれています
このキズナエピソードというのも、ものすごくわかりやすいものもあれば、ちょっと触ったくらいでは結局何が言いたいの?となってしまうようなものまで様々です。しかし、大きな変化からそう言ったちょっとの変化まで、全員がしっかりと表現してくれたライブだったと思います。
特に、鬼頭明里さんのMärchen Starは普通に号泣しました。細かなところにたくさんの情報が盛り込まれていて、本当に近江彼方というキャラクターが歌う「Märchen Star」という曲をすさまじいクオリティでやってくれていました。鬼頭さんもしかして、彼方ちゃん大好きですか?
それから、いろいろと情報や考察をくれた近江彼方推しの諸氏に感謝をしたいと思います。あなたたちがいなければ、Märchen Starで号泣するぬこもやしくんはいなかったかもしれません。かなしずの普及に関しては草葉の陰から見守っています。

最後に、田中ちえ美さんへ

好きです。

間違えました。いやまあとにかく、田中さん以上に信頼できる天王寺のオタクはたぶんこの世にいないと思っているんですけど、100%以上その信頼にこたえるステージを本当にありがとうございました。特にそれ以上言うことはないです。


・キャストと我々の距離感の話
あのですね、虹ヶ咲っていうコンテンツが一番バグってるのは相変わらずここだと思うんですよ。
前述した無観客配信のデメリットに関して、これは間違いなくやる側にもあったはずです。
おそらく皆さん学校などで人前に立つ場面が0の人生を歩んできた人はいないと思うので、想像してもらいたいんです。何かを披露するときに「いちいち反応してくれる人たち」「何の反応も示さない人たち」の前、どっちのほうがやりやすいですか?これはもう考えるまでもないですよね。
さらに悪いことに今回は「確かに今この瞬間見ている人はいることがわかってるのに、目の前にいない」という状態なんです。もう、どれほどやりにくいかなんてのは想像を絶すると思います。
ただ、今回虹2ndを見ていて印象に残ったのは、そういった不安な気持ちを包み隠さずはっきりと伝えてくれているところなんですね。綺麗ごとを言おうと思えば、「コメントがあるから全然不安はなかった!」とか言えると思うんですが、キャストのだれもが「コメントあっても不安だった」という話や「リハの時にみんなが盛り上げてくれて安心することもあった」といろいろな気持ちを正直に伝えてくれました。

対人関係で仲良くなるために大事なことの一つとして「自分の情報を開示する」というものがあります。正体不明の隣人より、どんな人間なのかよくわかっているだれかのほうがよっぽど心理的に近い関係だと誰もが感じます。要するに「どんなこと考えてるかわからないやつ」と仲良くなることは不可能なわけです。だからこそ、仲良くなりたい人にはできるだけ近づいて、相手の話も聞くけど同じくらい自分のことも伝えないといけないんですね。
さて、そうなったときに昨今のライブなどのショービジネスを見ていくと、それこそ昔からアイドルなどは「夢を売る」という商売だといわれてきました。
これ自体は決して間違いではないと思います。せっかくお金を払って非日常を楽しもうというのに、普段接してる人たちと変わらない愚痴などを延々しゃべられたら私でも嫌になります。
では、虹ヶ咲はどうかというと、この距離感がとても絶妙で、夢を売りつつも、スクールアイドルとして一緒に歩んでいく「あなた」という存在にいてほしい距離感をしっかりと考えてくれていると思います。
まあそういうわけで、見ている私たちはステージ上のキャストさんたちに多少の親近感を持っているわけなんですが、そんな状態で聞く

「やっぱりみんなに会いたかった」

という言葉が、刺さってこないわけがないんですよ。
リハでうまくいかなかった。不安でどうにかなりそうな時もあった。緊張でうまくいかなかったけど、明日はやり切りますといって本当にやり切った。そんな、飾らない生の気持ちを、まっすぐこっちを見ていってくれる人たちの言葉が、胸の中に飛び込んでこないはずがないんですよ。
割とマジで、最終日のMCは涙が止まりませんでした。

今回の2ndライブは決して最高ではなかったのかもしれません。
しかし、これからくる大きな動きを前に、演じる側と見る側の気持ちを近づけて、次のステップに一緒に進んでいこうというタイミングに実施するイベントとして、とても大事なことをたくさん共有することができた大切な時間だったと思います。




そして…



アニメ化だああああああああああああああ!!!!
やったああああああああああああああああ!!!!


て、天王寺が動いてしゃべるの…本当に…?(虹ちゃんは最初から動いてる定期)
あ、あぁ~もう来月から毎週末は断末魔がとまらなくなりそう…

あっ、あっ…あぁ~~~…

もうマジで無理になってきたので今回はここまでです。
なんかユニットの曲とかもっということあったような気がするんですけど、とりあえずまた今度にします。

解散!!!