虹ヶ咲学園アニメーション研究会活動報告 その6

こんにちは。ぬこもやしです。
いつものヤツをやっていきましょう。

といいたいところなのですが、まずそもそもアニメ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会第6話に関して、もう何を書けばいいかわからないくらい感情が迷子になっているので、とりあえず整理ができている話からやっていこうと思います。

と、いうことで今日の話は



ダンスシーンの話とそのちょっと前後に絞ります。
そのほかの本編の話や天王寺限界感情怪文書は、まとまりそうな時期に適当に投げるので少々お待ちください。
ところでこの動画のサムネ、さすがにちょっとずるくないすか?なんでここなの?ボケ?

この「ツナガルコネクト」のダンスシーンは、6話でなんやかんやあって、なんやかんやを乗り越えた天王寺が満を持して初めてスクールアイドルとして人前に立つシーンです。
ストーリーとしては今バッサリ省略したなんやかんやが重要なのですが、前述のとおりまだまとまってないので…

まずそもそもこのダンスシーンは、この作中にすでに登場しているどのダンスシーンにもなかった要素がいくつかあります。
その一つが「同好会メンバーのバックアップ人数が最多(というか上限値)」であることです。







ジェバンニが一晩で作成したオートエモーションコンバート璃奈ちゃんボードを侑ちゃんに装着してもらい、薄暗い舞台袖から光にあふれるステージへと進んでいく天王寺。そして、その背中を見守る同好会メンバーという構図ですが、単純にその場にいる人数だけだったら3話のDIVE!も一応全員集合していますが、ステージに上がるにあたって全員から背中を押されているのはここの天王寺が初です。
そのくらい、天王寺がスクールアイドルとして人前に立つにあたっては同好会全員の力を借りなければならないくらい、まだまだ生まれたての小鹿ちゃんのような存在なんだという解釈ができます。

それから、1話アバンを除くと作中で初めて「お客さんを正式に呼んでやってるライブ」になっています。



このカットいいですよね。
ちょっと視点が低いような気もしますが、実際に人ごみに紛れて天王寺のライブを見に来たみたいな気持ちにさせてくれるカットです。





6話に出てきたこの謎の猫のようなキャラクターも実はい仕事をしていて、事前に公開している天王寺の情報はこの「キャラクター」のみだというのが作中で語られますが、このキャラクターが先にあるからこそ、この画面が割れて出てきた天王寺が何やら謎のボードをつけていてもさほど抵抗がないんですよね。「見たことあるキャラクターが実際に出てきた!」みたいなテンションになるってことです。







ここら辺、完全にサンライズの悪ふざけ感ありましたね。
効果音やカメラワークが完全に「ガンダム大地に立つ」って感じで、ちょっと笑っちゃいました。けど、それもまあそれで正解で、さっきも書いた通りこのシーンは「天王寺が初めてスクールアイドルとして人前に出る」場面なので、「スクールアイドル天王寺璃奈!起動!」っていうのをどう伝えるかといわれれば、サンライズだったらそりゃガンダム演出がありますよねというやつです。まあ、ガンダムを見たことない人には伝わらないかもしれないですけど。
ちなみに、このサンライズの悪ふざけは後でもう一回触れます。



ここ鏡像なのに反転してない。


といった感じで前置きはおしまいで、ダンスシーン本編に行きます。



まず、今回のライブシーンはこれまでと違って心象風景というよりは実際に天王寺に見えている風景だと思っています。
衣装やボードは自分たちで作成し、バックに映されている映像やエフェクトも本人が作成したもの。そして、フロアを埋め尽くす鮮やかな光は、お客さんのサイリウム。このカットが「スクールアイドル天王寺璃奈」の始まりの風景なわけです。
また、ジョイポリスの屋内コースターである「撃音 ライブコースター」がシーンの転換に使われていますが、音ゲーとジェットコースターを融合させているこのコースタ―がちょっと見えるかどうかくらいに活用されているのが後で効いてきます。覚えといてください。





それからここ、先ほど書いたサンライズの悪ふざけその2です(多分)
これなにかというと、たぶん「勇者パース」の反転だと思っています。ちなみに勇者パースというのは、サンライズ作品の特にロボアニメによく出てくる、必殺技を放つ構えのようなカットのことです。サンライズパースとか勇者立ちなどの呼び方もあり、同じくサンライズのアイドルアニメであるアイカツにも出てきます。

これです。
実際に、さっきの天王寺を反転させると


右足を大きく前にだし、剣先を画面手前やや左に向けて構える。
持っている武器に強烈なパースがつくので、極端に武器が大きく長く見えるのが勇者パースの特徴です。

そうみると、わりと条件は満たしているんですよね。ただし、天王寺が勇者パースをするには反転しかねればならないのと、反転させてもまだ背中を向けているというのが、普通の勇者パースにはない特徴となっています。
まず、反転というのが「まだ天王寺が正しく勇者パースを使える場所にいない」ということなのでしょう。勇者パースから必殺技技を放てるのは、主人公かそれに類するキャラクターであることがほとんどです。それに対して、彼女はまだスクールアイドルとしてたくさんの人のバックアップを受けて初めて人前に建てた段階です。きっと、一人だけの力でステージに立てる時まで、正しい向きはお預けということなのでしょう。

それから、背中向きなのはもはや言うまでもないですね。天王寺は自分の表情が思ったように変えられず、それを乗り越えるために璃奈ちゃんボードを思いついたので、まだ表情を見せて必殺技を放つことは当然できません

それでも間違いなく「背中を向けて反転した状態」であれば「ライブを通してお客さんとここと心をつなぐ必殺技」を放てるようになったということでもあります。
このカット、時間にするとほんの一瞬なんですが気付いたときはまあまあ震えました。



これも本当に数フレームくらいしか映りません。
「見えないけど確かにそこにある」という、天王寺の感情みたいな演出をしれっと入れるのはやめてください。死んでしまいます。







アニメから虹ヶ咲を知った人だと、天王寺の曲がまあまあアップテンポでピコピコ音全開だし、ダンスも飛んで跳ねてちょこちょこ動き回ってという雰囲気で、わりと面食らった人もいるかもしれないんですけど、要するに「これが本来の天王寺璃奈」ということです。
たまたまなんやかんやあって友達がつくれなかっただけで、普通に誰かと一緒に遊びたいし元気いっぱいに飛び回れる子なんだけど、それが見えてなかっただけ。本当はこんな風に生きていたいと思っているからこそ、自分の理想を体現している愛さんにあこがれているのだと思います。
その証拠に、これまでアニメで出てきた挿入歌は愛さんの「サイコーハート」を除くと全員外国語タイトルになっていて、今回の曲名は「ツナガルコネクト」と、同じカタカナ表記でしかも韻まで踏んでいるという、徹底したりなあい楽曲になっています。やはり公式最大手カップルは油断も隙もありません。







かあぁああぁあああぁぁぁぁあああ~~~!!!
卑しかぁああぁああぁぁああぁぁ~~~!!!


いやマジで時折挿入される作画カットはマジで何なんですかね。いくら何でも距離詰めすぎでしょ。ガチ恋しか生み出さない機械か何か?私は天王寺ガチ恋ではないので効果はありませんが、マジでこれは危険ですよ?





もうはっきり言いますね。

ここで一番大声出ました。

このシーン、天王寺のソロ曲1曲目「ドキピポ☆エモーション」の反転なんですね。



同じ姿勢のちょこちょこ歩きで、ステージ下手側から上手側に移動して、途中で何かにぶつかったような振り付けになっています。
この下手から上手に移動というのが、インターネット回線の上りのことで「気持ちを送信」しているのがドキピポ☆エモーションです。ただし、振り付けを見ると送信した気持ちは「何かしらの壁」にぶつかって伝わり切っていないことがわかります。まあ、何かってそれはたぶん気持ちを伝えるために作ったボードのことで、ボードがあるから気持ちを送信できる一方で伝わり切らない何かがあるっていうのがまた後で出てくるんですけど。

この話をし始めると長いのでアニメのほうに戻しますが、ツナガルコネクトでは逆に「下り」になっているので、気持ちを「受信」しています。
そしてそのまま歌詞が「ここが私の好きな場所」と続き、客席中を指さし、自室でくつろぐ天王寺とゲームをやる気満々の天王寺が映ります。







「気持ちを送信できるようになった!けど…」というドキピポ☆エモーションの反転ということは、気持ちをしっかりと受信できるようになった
そして、相手の気持ちを受信したうえで「私の好きな場所」として今この瞬間のステージや自分のお部屋、ゲームなどの自分の大好きを発信しているというところから、気持ちの送受信ができるようになったということがこの数秒だけで分かるので、ここはマジで大声でました。
というかこの、サビラストだけでも十分天王寺が6話まででどんな場所まで進んでこれたのかがわかるようになっているので、バケモン級の数秒です。えげつなさすぎます。もうみんな何回でも見てください。


あとはまあもう、たぶんみんな何回も言ってるところですけど…



だから!!!!!!!
数フレームで!!!!!!!!!重要な演出を!!!!!!!!するのは!!!!!!!!!!!!やめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1


誰に見えていないところで、表情がちょっとだけ作れるようになりましたとさ。
チャンチャン。

ぼけ!!!!!!!!!!!!

もうここに関して特にいうことはないです。ただただボケという称賛だけ送ります。



ということでだいぶ長くなってきたので最後にしますが





一瞬ですけど、今度は割とはっきり撃音 ライブコースターが映りこみましたね。
ちなみにこの撃音 ライブコースターは、最初は謎の音ゲーをやらされて、それが終わると最後に屋内コースターで爆走というアトラクションです。
つまり、「コースター部分は最後」ということです。ダンスシーンでも、最初に本当にわかるかどうかくらいの一瞬映ったコースターがはっきりと映るのは「ダンスシーンの最後」です。撃音 ライブコースターを使って締めですよという演出になっていて、ダンスシーン一番最初のシーン転換にコースターが使われていたのがここの伏線というか予告になっていたわけです。
ジョイポリスのステージであることをフルに生かした演出も完璧で、まあまあびっくりしました。


といったところで、ダンスシーンに関して書きたいことは大体書き連ねたので終わりにします。
本編の話とかは、まあ、そのうち…

解散!