虹ヶ咲3rdライブで見た、たくさんの「夢の始まり」【ライブ感想】

こんにちは。というかお久しぶりです。ぬこもやしです。

先日、まあいろいろとあれな面はあるのですが、ちょっくらメットライフドームまで「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~」(以下、虹3rd)に参加してきました。
最初にちょっとだけ自分語りをすると、実はラブライブの周年ライブに参加するのって初めてだったんですよね。LVや周年イベ以外は虹でもサンシャインでも行ったことありますけど、いわゆるアニバーサリーライブは今回が初めてでした。今までずっと過去の映像や現地には都合で行けず…みたいな流れだったので、もう死ぬほど楽しみだったんですが…
というところでどうだったのか、やっていきましょう。





セットリストは割愛します。適当に検索してください。



・自分史上トップクラスに楽しかったです(小並感)
いや、もう…これより面白いライブ今まで何個あった?ってくらい楽しかったです。
100点満点で採点したら

減点方式で100点満点。
加点方式で1000000000000000000000000000点!!!


って感じでした。
今回の虹3rdは主に昨年10月に放送されたアニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」をメインのコンセプトに据えた構成になっていました。
え、ていうかちゃんと見ました?アニメ虹ヶ咲。ラブライブシリーズのアニメの中では異色といってもいいくらい新しい作り方をされていて、ここから一気にはまった人も多いのではないか、と思うくらいとても出来がいいアニメでした。細かいところは私も途中までブロマガで感想書いてます(推し回で力尽きましたが…)ので、ぜひ一度ご覧になってみてください。オタクの感想は見なくてもいいです。
そんな、歴史に残る名作であるアニメ虹ヶ咲から生まれた楽曲が虹3rdではセットリストの半分以上を占めていて、私はまあそのなんというか…大半感情が爆発してずっと泣いてました。
単純にライブの出来がいいというのにも加えて、目の前で虹ちゃんがアニヶ咲の曲を歌っているところをずっと見たいと思っていたので、それが叶ったこの二日間は本当に幸せな時間でした。こういった自分で自分にかけたバフも含めて、最高のライブだったなぁ…と思います。

どこら辺がよかったか、みたいな話を振り返ろうかなと思うですけど

全部よかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!(クソデカ大声)

になっちゃうの。おしまいです。

あえて言うなら、演出面が本当に素晴らしいライブでした。
前述のとおり、一曲目からしばらくの間はアニメの再現に全振りした構成でした。その中でも、4曲目「Poppin’ Up!」から11曲目「VIVID WORLD」まではアニメ振り返り映像や幕間、MCなどは一切なしのノンストップだったのですが…って、ちょっと待って8曲全く隙間なくぶっ通してたの?バカ?
閑話休題、その間の曲では1番がアニメの挿入歌MVが使用され、2番以降は基本的にステージの様子がメインモニターに映されていて、左右のモニターで該当回のアニメダイジェストが映っていたのを見た瞬間に

あっ、これ、死ぬ前に見る走馬灯だ…

と気づいてまた号泣してました。特に、アニメ再現パートラストの「夢がここからはじまるよ」では、作中で開催されたスクールアイドルフェスティバルの観客と、現実でサイリウムを振るオタクが交互に映されていて

あっ!!!!わたしもスクールアイドルフェスティバルに参加してる!!!

と気づいた瞬間にマジで号泣しました。
多分近々虹3rdに参加したオタクは近々老衰で死にます。大往生ですね。

あとはまあ、やっぱ「みんな一緒にこの場にいられた」というのは大きかったでしょうねぇ…。もちろん、あと10日くらいの間誰も病気しないという前提でですが…
無観客で行われた2ndライブの時とは比べ物にならないくらい、キャストの皆さん良い表情をしていましたからね。あれを見られただけでも、本当に開催できてよかったなと、今まさに文字書きながら泣いてます。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の「夢の始まり」
さて、この「夢の始まり」というのは、今回開催された虹3rdの副題なわけですが、タイトルにもある通り、この二日間には本当にたくさんの形や意味での「夢の始まり」が見られたと思います。
虹ヶ咲は一応「当初アニメ化の予定はなかった」ということになっています。しかし、1stライブでアニメ化が発表され、すぐ翌日に知り合いのオタクと抱き合った記憶があります。これはキャストの方も同じらしく、天王寺璃奈役の田中ちえ美さんなども「虹ヶ咲のアニメが夢だった」と何度も繰り返しています。
そして、実際にそのアニメ化が叶い、さらにそれをコンセプトにしたライブの開催まで実現した、このライブそのものがある種の「夢の始まり」そのものなのではないかと思っています。「始まり」という表現にはなっていますが、まさに目の前で誰かの夢が結実して、最も花ひらいた瞬間が、この3rdライブという時間だったのだと思います。

キャストさんの中で話をするならば、やはり外せないのは矢野妃菜喜さんのことでしょう。
アニメ化に伴い、追加された新キャラ高咲侑のキャストさんです。今回は応援出演ということで、壇上で歌ったり踊ったりということはほとんどなかったのですが、アニメでは1話から登場し、各キャラと交流しながら作品全体を動かしつつ、ストーリー終盤ではその交流の中で新しい夢を見つけ、夢に向かって動き出す勇気をもらうという、作品全体を通じた語り部や第2の主人公的な役割を持っています。正直前述の話と被る部分もありますが、見ている我々はこの高咲侑にある程度自分を投影し、虹ヶ咲という作品の中に自分の役割を見出す側面があると思います。
そして、ライブ中盤ではそんな高咲侑役の矢野妃菜喜さんがピアノをワンフレーズ弾くという演出がありました。ラブライブでキャストによるピアノの生演奏というと、人によってはちょっと思い出すところもあるだろうなという感じですが、ここも両日通じて本当に素晴らしい時間でした。時間にして1分にも満たない時間ですが、ぜひご覧になってほしい名場面の一つです。配信だとマジでいいカットが映っています。私は両日ともに全く見えませんでした
矢野妃菜喜さんはこの演出のために0からピアノを練習したとのことで、理論上は全然可能でしょうが、めちゃくちゃ練習したでしょうし、万単位の客がただ一人のピアノの音に集中するという緊張感は想像を絶するものです。しかし、それをキャストたちの絆でもってやり遂げたことはいつまでも語っていきたいものだと感じました。
矢野妃菜喜さんも、合流した最初のころは正直一部キャストとの距離感とか大丈夫かな…?と感じることもありましたが、今回の様子を見ていたらもうそんなのはどうでもよくなりましたね本当に。あれを見て今更あの10人の絆を疑うのはもう野暮というものでしょう。

ちょっとこのパート長くなってきましたが、最後に外せないのはやはり1日目アンコールの「無敵級*ビリーバー」です。ちょうど1stライブのころに実施された選挙の結果で、中須かすみのソロ曲作成が発表され、2ndライブで無観客ながら披露されたのですが…
正直、その出来栄えは決して最高とは言えない物でした。特に、当時は無観客配信でライブやイベントを実施するというのも決して当たり前ではなく、無人のホールで歌う必要があるキャストの緊張が画面越しにビシビシと伝わってきました。そんななかで2ndライブのほぼド頭で披露することになった無敵級*ビリーバーだったのですが、ようやく今回客前で披露するというリベンジが叶いました。いろんな場面で、中須かすみ役の相良茉優さんがその時の後悔を語っていただけに、この曲のイントロが来た瞬間にマジで椅子の上で跳ねてしまいました。
細かいところは相良茉優マジヲに任せたいのですが、2ndの時とは全然違う「やり切った表情」を見た時はまた号泣してました(こいつずっと泣いてんな)。なんだかんだ、我々みたいなキモオタでも居るのと居ないのでは全然違うのかもしれないですね…

・わたしだけの「夢の始まり」
さて、まだここからも長いです。お付き合いください。
個人的に一番大声を出してしまったのが、2日目アンコールの2ndアルバムメドレーでした。この楽曲たちは1stライブ以降披露される機会がなっかたため、私も生で聞くのはすべて初めてでした。
ずっと個人的に、どうしてここで2ndアルバム楽曲を歌ったのか、引っかかっている部分がありました。確かに、2ndで1stアルバム楽曲を披露して、シャッフルフェスでも1stアルバム楽曲だったので、順番で行けば2ndアルバム楽曲をやるのは順当といえば順当なんですが、別にもう一回「無敵級*ビリーバー」でもよかったと思うんですよね。実際、私も含めてみんな黄色にして準備してましたし。
で、3日くらい寝ながら考えたのですが、もしかしたらこれは

私たち、一人ひとりの「夢の始まり」

だったのかな、と思いました。
虹ヶ咲の展開には、なんだかんだ言ってもアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS(以下、スクスタ)」の存在を切っても切り離すことはできません。
スクスタでは、プレイヤー自身が「あなたちゃん」という存在になり、メインストーリー、あるいは各キャラクターのキズナエピソードを通じて、様々な夢をかなえていきます。
2ndアルバム楽曲は、そんなスクスタで実装されているキズナエピソード前半の物語を踏まえた楽曲になっています。要するに2ndアルバム楽曲は

虹ヶ咲の各キャラクターとあなたのキズナ

なわけです。もちろん、これらの楽曲はすでに1stライブで披露済であり、今更かよという見方もあると思います。しかし、当時の温度感としてあの頃はまだまだ虹ヶ咲自体が若干侮られている面があることは否定できないと思います、
また、事実として、アニメ前後で増えたファンの方もものすごく多いと感じています。そんな、最近虹ヶ咲を追いかけ始めた人が今まさに聞きたいと感じているかもしれない2ndアルバム楽曲を「ただの順番だから」で片づけてしまうのはちょっともったいないと思い、どうにか意味付けることができないかと考えていました。

ライブの副題である「夢の始まり」ですが、決してこのライブがスタートであるとは限らないと思います。始まった以上は終わりがあり、このライブの中で始まったものがある程度の結実を見せてもいいというのは、前半のアニメ再現パートからもわかることでしょう。だからこそ私は、今回披露された2ndアルバム楽曲には

私たち一人一人の夢の始まり、あるいは結実

がという意味があってもいいのではないかと思います。
特に、虹ヶ咲はそれができる場所だとも思います。アニメではたまたま演出の都合上高咲侑というキャラクターがいましたが、そもそもの出発点であるスクスタにはあくまで「あなた」しかいません。あの2ndアルバム楽曲にどんな意味や価値を見出すかは、「あなた」がこれまで「虹ヶ咲の誰」「どんなキズナを紡いできたか、それに基づくのではないでしょうか。
あとは皆さん、自分自身で、少しだけでもこれまで虹ヶ咲とどんなふうに歩んできたかを振り返ってみてください。
そして、来る4thを震えて待ちましょう…多分スクスタメインのライブなので…


・おわりに

4thライブ!!!!!!!!!!!!! 
アニメ2期!!!!!!!!!!!!!!
やったあああああああああああああああ!!!!!!!


はい、ということで、大声出ました。ごめんね。まあでも、みんな声出たでしょあれは。
てな感じで、今回の3rdライブである程度の形が見えた虹ヶ咲の「夢」はまだまだ終わらないということがわかりました。
もうしばらく死ねない理由ができたので、皆さん頑張って生きていきましょう。

正直細かい話はまだまだ絶対あるんですが、すでに相当長くなってるのでいったんここで終わりにします。
今週1週間はアーカイブが見られるので、同時視聴会なども含めて、ぜひみなさん最後まで楽しみましょう。

おしまい!!!!!!!


追記
アニメ化の発表は1stライブでした。修正しておきます。
あと、細かいところ随時直してます。ごめんね。