ラブライブスーパースター6話で無事限界を迎えた超主観文書

どうもこんにちは。
ぬこもやしです。

いつものやつやっていきましょう。

第1回 嵐千砂都についての超主観文書
第2回 結ヶ丘学内ヒエラルキー超主観文書
第3回 嵐千砂都(オタクの)クソデカ感情超主観文書
それぞれリンクから飛べますが、まあ別に読まなくても結構です。

では、やっていきましょう




・もう、このブログおわりでよくないすか?

やぁ…その…6話なんですけど

最高でしたね…(昇天)

もうね、別にオタクの感想とかそんなに見なくていいんですよ本当は。
そんなものに時間を割いてる暇があったら今すぐラブライブスーパースターを1話から見てほしいんですよ。
何とびっくり今月末に全国の劇場で振り返り上映が…ってLVの申し込みすらもう終わっとるやんけなんでせめて6話終わって数日くらいあとまで待てなかったんだ。

ちなみになにをこんなに限界迎えてるのかといえば、気に入ったキャラが期待通りの動きをしてくれたからなんですけどね。

冗談はさておき、ちゃんとやりますね。
あんまりだらだらやると無限にループしそうなので、パリッと2点だけお付き合いください。

・嵐千砂都を作った「約束」
感想ブログを4話からさぼったので、実は結構言いたいことはできてしまったんですが、今回は嵐千砂都と澁谷かのんの話だけに絞ります。

まず、今回の話をするにあたってどうしても外せないのが、千砂都とかのんの子供のころの約束です。



気も小さく身体も弱かった幼少期の千砂都が、何度もかのんに助けられ、そしてかのんのできないことを一人でできるようになるという約束。
これが、本編の千砂都の原点であり、これまでの様々な行動の理由がある程度わかるものになっていましたね。
どうして、かのんのことは応援しながらも、一緒にスクールアイドルはやれないのか。これは、彼女なりのけじめをつけるまでは、かのんと一緒に何かをやることはしないという強い意志の表れだったということです。
前回で大暴れしてしまった、クゥクゥの誘いを断る理由もこれではっきりしましたね。そら、かのんのいる前では何も言えないし、かのんのいないところで誘われても「興味はあるけどやれない」という返答になりますよ。
そして、6話の何がすごいって、これだけの設定の初公開すら、最後の展開のためのネタ振りでしかなかったということです。


・愚か者たちの最も賢い贈り物
ものすごくざっくり言ってしまうと、第3回でも書いたように、この二人はある意味ではずっとすれ違ってきました。
千砂都は子供のころの約束を胸に、あの頃の約束に恥じない自分になろうとし続けてきた。かのんは、そんな千砂都に心を打たれ、その姿に何度も励まされ続けてきた。お互いがお互いに恥ずかしくない自分であり続けようとしていながら、お互いに向こうがなぜそこまで頑張れるのかはわからずにずっといたわけです。
だからこそ、千砂都がダンス大会の会場で本心をぶちまけた時のかのんの反応が

「私たち、一緒だね」

になったのだと思います。事実、この二人は似た者同士で、なかなか本当のことを伝えられずにいたけれども、お互いが気付かないうちに相手のことを尊敬しあっていたわけです。
このあたりのことを知り合いと話していたら

「いやぁこれって、賢者の贈り物だよな」

……

そ、それ~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!
それなんですよお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


オー・ヘンリーの超有名な短編小説「賢者の贈り物」
たぶん皆さんも子供のころに絵本とかで読んだことはあるのではないでしょうか。
東方の聖者がキリストの誕生を祝う贈り物を持ってきた新約聖書の一節をモチーフに、贈り物をめぐるある夫婦の行き違いを描いた物語です。細かいあらすじとかは思い出すかググってください。
貧しい生活の夫婦は、お互いの最も大切なものを売り飛ばしながら、相手へのプレゼントを買ってしまうその様子を、その作中では「 二人は愚かなことに、家の最もすばらしい宝物を互いのために台無しにしてしまった」と表現しています。
その一方で、作者のオー・ヘンリー「 贈り物をするすべての人の中で、この二人が最も賢明だった」と本の中で書いています。

この夫婦を愚か者といえる理由は結構はっきりしています。
事前にちゃんと相談しあっていれば、もっとちゃんとした贈り物ができただろうに…という感想だったり、自己犠牲からなる贈り物や献身はただの自己陶酔だろうという、客観的な考察ができます。
一方で、なぜこの夫婦は「最も賢明だった」といえるのでしょうか。ここは結構解釈が分かれるところなのですが、個人的には「お互いのことを本気で思った贈り物がしあえるほどに、心を通わせていた」というところでしょうか。
また、買ってきてしまった互いの贈り物を未来に向けて残しておこうという二人の結論から「ただの物ではない、幸せな未来の暮らし」をお互いに贈りあったという、これ以上ない贈り物だったという解釈もできると思います。

わざわざここまで書けば何となく察していただけるかなと思うのですが、千砂都とかのんの関係はまさしくこの賢者の贈り物に登場する夫婦のようなものだといえます。

ある意味では、この二人は愚かといえます。特に千砂都ですけど…
特に、だれに相談もせず退学しようと決めるあたりとか本当に何考えてるんでしょうね。神津島から戻ってきたかのんに「学校辞めてアメリカ行く」なんて言ったらその場で気絶しそうとか思わないんですかね。
まあ、かのんもかのんで、「かのんちゃんの歌を聞いていたい」とぎりぎりの本心を口にしてる千砂都の前で「試験に落ちたから歌はもうおしまい」なんて言って、目の前の人がどんな気持ちなのかわかr…わからないかぁ…そらそうですよね…
といった具合に、若さゆえの愚かさは確かにこの二人にはありました。

しかし、一方で幼少期の千砂都の未来を救ったかのんとの約束や、再び動き出したかのんの新しい夢を自分の目標が壊れないぎりぎりのところまで協力する千砂都の様子は、まさしく「互いに必要なものを迷いなく差し出せる賢明な者たち」といえると思います。
これは、賢者の贈り物に登場する夫婦のように、お互いが相手のことを本気で思っているからこそできる絶妙なバランスだったのでしょう。

そして、6話でようやく互いの気持ちをぶつけあい、すれ違いながらもお互いに支えあっていたことが分かったわけです。




まぁ~…この辺は完全に限界を迎えていました。

正直ラブライブってもっとこう、勢い重視の展開が多いと思ってたんですけど、こんな丁寧で詩的な表現を推しの回でやられてしまうとそれはさすがに…限界が来ますね…

とか何とか言ってたらそこそこの長さになったので、いったんここらへんで締めたいと思います。

次回から葉月恋の話が来るようですが、実はまだ触ってない部分が残ってるんですよね…
単推推の話、多分まだ終わってないですよね…

そんな感じで
以上、解散!