First Love Againが私たちに何を見せてくれるのか、ちょっと考えてみました
どうもこんにちは。ぬこもやしです。
聴いていただくとわかる通り、しっとりとしたバラードで、キズナエピソードで語られるゲーム部の作品に登場する「記憶が一日しか持たない幼馴染」の気持ちを謳った曲になっています。
その幼馴染が、主人公に対して語る「自身の境遇へのポジティブな捉え方」や「たくさんの初めてと久しぶりを積み重ねることで幸せが増えていくみたい」という、人生何週くらいすればこんな考え方ができるんだというレベルの人生観をこれでもかと表現してくるのが最高に泣ける曲なのですが…
このあたりからちょっと、最初にあった「出てきたものを素直に捉える」というスタンスから「この曲を天王寺璃奈が歌うのはなぜか」というところに視点を変えていきたいと思います。たとえどれほど4thアルバム楽曲が不可解でも、何の意味もなく曲を作ったという捉え方はしたくないので、お付き合いください。
まず前提として、天王寺璃奈のキズナエピソードでは、ゲーム部のシナリオを再現するシーンが何度か登場します。
こんな感じですね。
天王寺璃奈の立ち絵を流用した「主人公」と、天王寺璃奈を黒塗りにした「幼馴染」という絵面です。ここからもわかる通り、あくまで天王寺璃奈自身も、シナリオを読み込んでいく際に自己を投影しているのはシナリオ上の「主人公」に対してというのがわかります。当然といえば当然ですね。
さて、先ほどこのFirst Love Againは「幼馴染」の気持ちを謳った曲だという話をしました。それを作るきっかけとなったのは「幼馴染」の生き方に天王寺璃奈が心を動かされたという話もしました。
また、キズナエピソード中では
このような導入から、なぜ天王寺璃奈がこの幼馴染に心を動かされたのかという話が最後に改めて語られます。
ここでちょっと思い出してもらいたいのですが、この天王寺璃奈というキャラクターは、自身の生い立ちが原因で、他人に気持ちを伝えるのが少し苦手な子でした。それをスクスタのメインストーリーやキズナエピソードの中で、スクールアイドル同好会のメンバーとともに克服することで、他人と心を通わせることができるようになった、というのが最大のカラクリの一つであるキャラクターです。
そして、繰り返しにはなりますが、このFirst Love Againは、これまで自分の気持ちを表現することにすら苦労していた天王寺璃奈が、シナリオに登場する「幼馴染」の気持ちを謳った曲です。
だいぶ回りくどくなりましたが、ということはつまりこのFirst Love Againという曲は、最初は他人の気持ちがどうのどころか、自分の気持ちすら満足に表現できなかった天王寺璃奈が
「(シナリオ上のキャラクターに対してとはいえ)他人の気持ちに寄り添い、理解して敬い、他人の気持ちを表現できるまでになった」
という成長を実感することができる曲になっているわけです。
そんな天王寺璃奈の変化を、虹ヶ咲キャストきっての仕事人である田中ちえ美さんが見せてくれるのかも…? と思うと、ちょっと楽しみになってきた気がします。
最初は何もわからんといっていた4thアルバムと4thライブですが、ここまで分解するとどんなことに着目すればいいのか少しだけ見えてきたような気がしませんか…?
え、しない…? いやその、皆さんそれぞれ自分の推しに対してこんな感じに「なぜそのキャラがその曲を歌うのか」という必然性を考えると、当然それにつながるポイントが見えてくると思うんですけど…
え、わからない…? Diabolic mulierのことがなにもわからない…?
まあ、そういうこともありますよ…
という感じで、私はたまたま自分なりの答えを何となくこじつけましたが、これが正解かどうかはわかりませんし、実際の4thライブで何が見られるかはふたを開けるまで分かりません。
ただ、ラブライブシリーズの4thライブといえば、過去2作品どちらもその後の動きの転機となったイベントです。備えましょう。
4thライブはマジでなにを見せてくれるのか
さて、最後にちょっとだけ、知り合いと話していた中で「捨てきれない」と思った話をして終わりましょう。
先ほど貼った公式動画ですが、当然きっちり全キャラ分用意されています。
うーん、えまちゃん、すき。
という感じで一応、
4thライブの予習にこちらをどうぞ!!
というテンションで公式さんが用意してくれたものなのですが…
ぶっちゃけこれ見ても、さっきまでの天王寺のような話ははっきり言って何にも見えてこないレベルの超ダイジェスト(というかそもそももとになったストーリーが短いしトンチキで以下略)なので「4thアルバム楽曲がどういういきさつで作られたものなのか」ということくらいしかわかりません。
しかし、こんなものをわざわざ用意してこれで予習して! と言ってきたという事実は無視できません。
そこで、ここから予測できる4thライブの見どころの一つは
もしかしたら、フィルムフェスティバル(もしくは前夜祭)そのものが始まるのでは?
というところです。
ごく一部のキャラを除いて、すべての4thライブの予習動画が「そして始まるフィルムフェスティバル前夜祭!」の一言で、無理やりまとめてきているので、みんなそこまではサ宇賀に見てきたでしょという前提で、もしかしたらバックのスクリーンなどがめちゃくちゃ凝った映像になっている可能性が…ある、かも…しれませんね…? わかんないですけど。
という感じで、もう眠くなってきたので、あとはもう皆さん各自で考えてください。
なんか、ここまで何をどう備えればいいのかわからない大きなイベントというのも結構珍しい気はしますが、とにかく楽しみましょう。
それでは、健康で大阪でお会いして、その後も健康で過ごしましょう。