【ネタバレ】アニマス劇場版をみてきましたよ【いっぱい】

まずこのブロマガを見ていただく前に
以下の内容には本日公開されました「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」本編に触れる、いわゆるネタバレがガンガン出てきます。一切の遠慮はありません
なので、基本的に見ようと思ってるけどまだ見てないなぁという方の閲覧はあまりオススメできません
なぜこんなことを書いているかというと、わざわざリンクを踏んでこのページに来てタイトルにもネタバレありと書き、今もこうして注意を促しているにもかかわらずネタバレ見てしまったふざけんなしねという声に対しては、わざわざ見といて筋違いなことを言うんじゃないよこのハゲと返しますよという意思表示です。そのあたりをご理解いただけると幸いです

もう見たぜベイビーという方、もしくはネタバレとかいいからお前の感想をはやく述べろという方はこのまま下にスクロールしてください。それでははじめます















































未来は今の延長

どうするかではなく、どうしたいか




この言葉を軸に2時間たっぷりいろいろな物を表現してくれた、アイマスらしいいい作品だったと思います
まず簡単にサラーッとあらすじを

アニメアイドルマスターのその後、様々な方面で活躍を見せる765プロのアイドルたち。美希はハリウッドでの映画デビュー、千早は海外でのレコーディングなどその勢いはとどまるところを知りません。そんな中、アイドルたちの次のステップのためにと、アリーナライブの開催、そしてそのライブのための新しい試みとして、アイドルスクールからバックダンサーを呼ぶということが知らされます。
アリーナライブに向け、結束を強め全体のレベル向上のために合宿を行なう運びとなりましたが、憧れのアイドルを前に緊張を隠しきれないバックダンサーたちは、練習ではプロの高いパフォーマンスを見せ付けられ、ミーティングではその熱のこもった意見の応酬に意識の違いも感じ、本当に自分たちが同じ舞台に立っていいのかという焦燥を感じます。また、765プロのアイドルたちも、突如告げられたプロデューサーのハリウッド研修という事実に動揺するものの、リーダーに任命された春香の言葉でモチベーションを取り戻し、アリーナライブに向けて本格始動します。
しかしその後、アリーナライブ前の実地訓練ということで実施されたミニライブで、バックダンサーたちはミスを連発。ゴシップ雑誌に酷評され、練習も思うように進まず、メンバー同士の意識の違いからだんだんと不協和音が響いてくるようになってしまいます。その状況を何とかしようと、プロデューサーの発案で、バックダンサーたちを一度765プロで預かり、一緒に練習をしようということになりました。が、その中に1人、春香にあこがれてアイドルを志したといっていた矢吹可奈の姿がありませんでした…


あ、ちなみに矢吹可奈ってのはこの子です


いったんここまでにしておきましょう
とりあえず、まだ映画を見てないけどこれを読んでいる方に一つ悪いお知らせがあります。皆さんご存知の通り、アイドルマスターというコンテンツはその豊富なキャラの数が魅力の一つではありますが、裏を返せば扱いの差などでどうしても優遇不遇の程度が変わってくるという弱点と表裏一体となっています。今回の映画も「俺の大好きなやよいちゃんがきっと大活躍するぜ!」みたいなテンションで行くとちょっと肩透かしを食らうかなーと思います。
今作では主に春香と可奈および765アイドルとグリマスから登場したバックダンサーの子達の交流がメインとなっています
もちろんそれ以外にも、ファンなら思わずおぉ!と思うような小ネタもたーくさん用意されています

映画が始まると突然流れる劇場版「眠り姫」の予告。アニマスでも仁義なき戦いのような予告映像がありましたが、完全にあれのノリですね
ただその内容たるやおいふざけんなこれの公開まだですかいつこの映画公開されるんですかああああああああああああといった感じでしたね。掴みはオッケーの騒ぎじゃないから
あとは、雪歩の実家の外装とか内装をここまで書いたのって初めてじゃないですかねぇ。あれは完全に大地主ですわ
また、随所で765アイドルの魅力を余すと来なく表現してくれました。特定のこの子のエピソードなどはさすがに2時間では収まりきりませんが、それでもファン納得の内容だったと思います

さて、本筋に触れていきましょう
先ほどのあらすじの続きですが、可奈が練習には現れなくなっても本番は待ってくれません。当然ですが可奈抜きでの練習が続きます。しかしそれでも思ったようにバックダンサーの完成度は上がらず、このまま可奈抜きで進めるか、全員がきっちりできるように、また可奈が戻ってきたときのことも考えて難易度を落として仕上げるか、この二つの選択肢で765アイドルとバックダンサーたちの意見は揺れ動きます。
そんな中、どちらかを選ぶことになったリーダーの春香が出した答えは「みんなと一緒に最後までやりたい」という物でした。
春香の出したこの答えの元、走り出した765アイドルたちはなかなか姿を現さず一方的にアイドル辞めますといってきた矢吹可奈を見つけ出し、みんなの協力もあり「アイドルを辞めたくない」という彼女の本音を引き出します。
辛い選択の中、迷いながらも答えを出した春香とそれを支えた765プロのアイドルたちの姿に心を打たれたバックダンサー達も、ついにばらばらだった心が一つになります。
こうして一丸となって準備を進め、ついに迎えたアリーナライブ当日。彼女達の輝きの向こうへと続く、ステージの幕が今開きます…



合宿の途中でプロデューサーがこんなことを言います
「未来は今の積み重ね」この言葉が今作の軸の一つではないかと私は思います。練習が思ったように進まず思い悩むバックダンサー達に765プロのアイドルも励ましの言葉をかけますが、その中でもやはり一番印象に残るのは雪歩の言葉ではないでしょうか
それもそのはずで、彼女はアニメアイドルマスターの1クール目終盤で、ライブに向けての練習で足を引っ張り、ダンスの内容を変えるかという提案を受けましたが、周りの力に支えられ、その苦境を乗り越えた過去があります。そんな雪歩からすれば、練習で伸び悩み、周りとの実力差を感じ、やればやるほど萎縮してしまう。あげくのはてに周囲に迷惑をかけて自分のせいでダンスの構成を変えることになってしまうかもしれない。そんな状況に立たされているバックダンサーの、とくにまだ実力が追いついていない組の気持ちは痛いほどにわかると思います。しかし自分はかつてそんな状況でも諦めずに立ち向かった。その裏には自分を支えてくれる仲間がいた。ならば今度はその仲間に自分がなってあげる番だ。そんな風に考えたのかもしれませんね
また、決断を迫られて、プロとして厳しい見方をすれば可奈を見捨てて進むべきかもしれない。けれど、自分にはそんなことは出来ないのではなかろうか。と思い悩む春香が、千早に2人きりで悩みを打ち明け、そして千早に正解なんてわからないけれど、春香が本当にしたいと思った答えならばそれが一番いいのではないか、とはげまされるシーンなどもあります。これもアニマス2クール目終盤の千早回の裏返しのように感じました、あの時はこんな未来は想像もしていなかったかもしれませんが、春香が千早をはげまして、アイドルとして戻ってくる手助けをしたからこそ、こうして春香のことを励ます千早がいる。今までの自分とそばにいた誰かがいるからこそ、今この瞬間の、そして未来の自分がある。そんな風なメッセージを感じました
こんな感じで、今回の映画ではアニマスを思い出してちょっとうるっとくるようなシーンもたくさんありました

そしてもう一つ、どうするかではなく、どうしたいか
可奈が戻るのを待つか、あるいは今いるメンバーで出来ることをきっちりと固めるかという選択を迫られた際に、春香は「こうしたい」という答えを他のメンバーにぶつけました
冷静かつ少し現実に即して考えれば、本来可奈のように自分の都合で練習から離脱し、本心ではないにせよアイドルをやめると言い放った人間は、普通に考えればメンバーから弾かれるのが妥当といえます。というか、現実でこんな状態になったらまずそうなるでしょう
しかし、劇場版アイドルマスターでは、そういった無意味はリアルは表現するつもりはなかったのだと思います
アイドルマスターという世界において、どのような答えを出すのが一番春香らしいか。という見方をすれば、この可奈の本心を聞き出し連れ戻すというのは、非常に春香らしい答えであると思います。ただリアルなのが良いわけではない。これはフィクションであると割り切った上で、もっともそのキャラクターらしい答えは何か。それを表現してくれました。
そしてこの「どうするかではなく、どうしたいか」というのは、実のところわれわれにも言える事ではないのかなぁと思います。何か選択を迫られた際に、現実的にどうするのが一番実現可能性があるか、という考え方もありだと思います、失敗できないという場面においてはそのような考え方も重要でしょう。しかし、そのやり方で、本当に一切の後悔も残さないというのは可能でしょうか?
選んだ答えがもしも自分の意にそぐわないものだった場合、たとえその場はうまくいってものちのち心にしこりが残る可能性が否定できないのではないでしょうか
もしも先ほどの場面で、現実的だからと可奈を切り捨ててしまったら、ライブ自体はうまくいっても春香はしばらくの間そのことを気にしたかもしれません。可奈はその後悔を一生背負って生きていくことになったかもしれません。逆に、可奈を連れ戻したことで大事なライブで失敗するかの知れないという可能性もありましたが
まあ、フィクションでさらにたらればの話をするのは私自身もナンセンスだとは思いますが、この春香の選択にも何かメッセージがあるのではないかと私は感じました。人生は辛い選択がたくさんあります。正解は誰にもわかりません。なればこそ、せめて自分の後悔しない答え「どうしたいか」をぶつけることが大事なのではないでしょうか



といった具合に本編が展開され、最後はお待ちかねのライブシーンです
えーわたくしここは正直泣きました
曲目は現在公開中の予告後半で流れる「M@STERPIECE
しかも多分フルバージョン、さらにそれをなんと全てライブシーンに割り当て、しかもまるで2月に行なわれるSSAライブさながらの大迫力の映像美でした
さらにこのM@STERPIECEの歌詞がもういいんですよ。さすがに全部は覚えてないですけど、上に書いたような、今までの積み重ねで今の自分がある。そんな風なメッセージがたくさん含まれる歌詞で、私はSPからアイマスを知った人間なんですが、今までのアイマスに関わる思い出や、映画の中のいろんなシーン。アニマスなどの印象的なシーンなどが甦ってもう感無量でしたよ
CD発売はやくしてくれええええええええええええええええ
と、もう見ながら聞きながらいい歳した成人男性のくせにぼろぼろ泣いてました



いやー色々書いてだいぶすっきりしました
まだ書きたいことがあったような気がしますが出てこないので今回はこの辺で
あ、これを読んだそこのあなた、ぜひ感想は迷惑のかからない場所でお話しましょう
そうですね、このブロマガのコメント欄とかいいんじゃないんですか?私はそれ見たらもう喜んでお返事かきますよ多分
一つの作品に対していろんな感想があるのは当たり前ですからね。ぜひ私も皆さんの感想を知りたいです
今回は基本褒めましたが、ここはいかんやろというのもぜんぜんありだと思いますよ

ということで私はパンフレット読みます
最低でももう一回くらいは見たいですねぇ