劇場版ラブライブを見てきたので感想を思ったままに書く

めっちゃネタバレします。
嫌な人は今すぐ帰ってください。
じゃないと死にます。








































じゃあ始めます。

本当の意味での、μ’sにとっての最終回。
μ'sのストーリーはここで完結。
そんな印象でした。

ざっくりとストーリーを振り返ると、アニメラブライブ2期の最終回後。なんやかんやあってラブライブに優勝したμ'sは、スクールアイドルとしての活動はこれにて終了とみんなで決め、後は3年生の卒業を祝うのみ。
そう思っていたところに飛び込んできたのが、なんと第3回ラブライブがアキバドーム(東京ドームかな?)で開催予定であるという知らせ。

突然の知らせに困惑するμ's一同だったが、そこへさらに、ラブライブ実行委員から、第3回ラブライブ開催の支援として、海外でライブを行ってくれというオファーが飛び込んできました。3月いっぱいまでは高校生ということで、これが最後のステージでもいいのでは?と考えたμ’sは一路アメリカへ。もちろんことりちゃんの枕も忘れずに。

慣れない文化に触れて刺激を受けたり、ほのかがうっかりはぐれてしまうも正体不明の歌手(cv.バーローこと高山みなみ)に助けられたりもしながらアメリカでのライブを成功させます。

日本に戻ったμ'sを待っていたのは、なんとアメリカでのライブが日本中に注目されて一躍時の人になっているという事実。また、世間からもμ'sとして今後も活動が期待されているということでした。

本来であればもう仲間内で解散を決めていたμ'sのメンバー。
果たして彼女たちは、今後の道をどうするのか…ほのかの選ぶ答えは…

ということで、結論から言うとμ'sは解散という運びになりました。
その代わり、最後にドカンとスクールアイドルはこんなに素晴らしい。私達の大好きなスクールアイドルの力を結集したライブをやろう!

こういうオチでした。


簡単に今回の劇場版ラブライブの印象を言うなら、わりと良かったです。
μ'sとしてのストーリーをまずはここでしっかりと終えてくれたことが非常に良かったです。また、その理由も、1期序盤の、スクールアイドを目指すきっかけになった本来の動機に立ち返るものであり、だからこそμ'sはうまく行った。輝いていたんだ。という説得力によって裏打ち
されたものでした。

これにより、μ'sのストーリーはおそらく一旦終了。今後はラブライブサンシャインなどの、続編コンテンツにメインストリームは移っていくのでしょう。非常にきれいなバトンタッチだったのではないでしょうか。


とは言うものの、まあ個人的に突っ込みどころも結構ありました。

序盤の海外パートはもうちょっとどうにかなラなかったんですかね…おそらく今回の映画で一番やりたかったのは終盤の、解散までの流れであり、そのためのネタ振りとメインキャラ全員の見せ場というかテンプレ回収も90分でやらなければならない以上、多少の無茶は承知のうえでしょうが、それでも最初は結構しんどかったですね。ギャグが滑る滑る。かよちんのコメネタをやるために「お米が食べたい!」と食事中に泣き出すとか、もはやガイジのそれでしたね。

また、3月に卒業式をやってその後のストーリーだとすると、その後でアメリカ行って観光して練習してライブやって悩んで最後のイベント開催決めて練習して準備してイベントやってってお前もう時系列どうなってんだどんだけ濃い3月なんだ。
まあええわその辺は。


ラブライブといえばライブシーン。
劇場版にも随所に挿入歌が用いられました。学年別のユニットがそれぞれのストーリーにあったミュージカル調の歌を披露するところは、珍しくCGなしのダンスでした。可愛らしいポップな1年生トリオ。ニコの設定を中心としたコミカルな3年生トリオ。そしてやっぱり主人公たる2年生トリオ。この辺りは見ていて気持ちよかったのですが、アメリカでのライブシーンはなんか、なんですかね。CG浮いてたような気がしたのは気のせいですかね。あってないっていうか舞台が浮き上がっているというか。調子乗って最前に座ったため、見え方がかなりガバガバだったので作画に関してはあまり言えることはないのですが、そこだけ結構気になりました。


ただ、終盤のストーリーは、個人的な好みもありますが、1期序盤のそれに近い空気感で非常に好きでした。

特に、こういったフィクションでストーリーを進める際に普通の流れとしては「何かをやりたい」→「でもこういう阻害要因で出来ない」→「じゃあこうやって、その要因を取り除こう」
というものが大半です。ラブライブも序盤の頃は廃校を回避するためにどうにかスクールアイドルとして活動するためのあの手この手を展開していました。

それに対して、今回はどちらかと言うと「もうここで終わりにしよう」→「まわりがそれを望んでいない」→「じゃあどうするの?」という、登場人物が持っている根幹。今そのストーリーの中にいる理由や、これまでのストーリーの中でどんなふうに成長したか。どんなふうな気持ちを得てきたのか。ということこそが本当に問われる内容になっていました

同じくトップレベルのスクールアイドルであるアライズは、この問に対して続けるという答えを出しました。彼女たちは芸の道をいつまでも歩き続ける選択をしたわけです。これはこれでまた別のストーリー。別の選択としてあるべきものではあります。

ではμ'sはどうか
彼女たちは、起源がとにかく学校が好きで、その学校を失いたくない。廃校を回避したいという一心で結成されたユニットです。その過程でラブライブに挑戦しようとしてできなかったり。降って湧いた2度めのチャンスに食らいついて今度こそスクールアイドルの頂点に立ったりしました。しかし、やはりμ'sはスクールアイドルであればこそ。スクールアイドルという輝きの中にいてこそのμ'sであり、だからこそ頑張ってこれた。だから、やっぱりμ'sとしての活動はここまで。こういう決心に至ったわけですね。本来の動機から逸脱しない、良い締めくくりだったのではないでしょうか。

ちなみに、劇場版ではその後μ'sのメンバーがどうなったのかは描かれていません。妹ズがアイドル研究部を継いでいる描写こそありましたがそれだけです。ただまあ、あの子達も自分たちに興味を持ってもらうという目的の説明会で、μ'sガン押ししてどうするんですかね。自分たちの話しろや。

まま、そこもええわ。ということで、ラブライブは今後新シリーズが続くのでしょう。果たしてどうなるのでしょうかね。


というか、最後にさらっと第3回ラブライブがアキバドームで開催されましたとか行ってたけどそれ結構あれじゃない?じゅうようじゃない?いやわかんないけど。
後、最後のライブは結構良かったです。

でも、その前の、アキバの街中で全国のスクールアイドルと一緒に歌うみたいなシーンは正直どうなのって感じでした。スクールアイドルのよさを伝えるとか言いつつ、ほとんどモブというかステージの一部みたいな扱いなのはどうなんですかね。画面の感じが2期最終話とほぼ同じだったんですけど、あれでスクールアイドル全体のよさと言われてもあんまり伝わらんというか。ほのかの父が感極まってUOバルログ始めるところは、さながら高まりクソイベンターそのもので笑いました。
同じ服きたモブが画面狭しと並んで踊るのは、どっかで見たことあるなーと思ったらあれだ。これだ。





まあそんな感じでした。

まだなんかあったような気もするけど多分ひと通りは触れました。
まとめると、思っていたよりは面白かったです。
でも朝7時にいくひつようはなかったですね…


じゃーそんな感じで今回はこのへんで。

そして映画といえば…




続報ないけど本当に9月にやるんですよねええええええええええええええええええええええええええ????!?!!!?!?
頼むぞヤマカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!


じゃ。またねさいなら。