ミリシタ新イベント「fruity love」のイベントコミュを全人類見よう

どうもこんにちは。
アイドルマスターミリオンライブのキャラクターの中でファンになるとしたら、天空橋朋花一択のぬこもやしです。



ということで、今日から開始されたミリオンライブシアターデイズ(以下、ミリシタ)の新イベント「fruity love」のコミュがアホほど良かったので、簡単にまとめます。



ちなみに私はこの曲が収録されたCDのリリースイベントで、失神しかけました。ライブの前にはご飯をちゃんと食べよう!

わかる人向けに一応言っておくと、「コミュが良かったって言っても、どうせいつもの感じでしょ?」って思ってる人ほどぶん殴られるコミュの内容になってるので、せいぜい一時間も無心でお仕事とセンチメンタルビーナスとイベ曲回してればノルマクリアするので今すぐやってください。










はい、じゃあよーいスタート

・あらすじとか
茜ちゃん(上記画像左)とロコ(上記画像右)がメインになって地方公演を成功させました!おしまい!感動!
だけじゃ伝わらないですよね。順番に整理しますね。

ミリシタでは、1年の間に一定のペースで新曲を実装する一方で、いわゆる前世にあたるスマホゲーム版の頃に発表した既存曲を使用したイベントを定期的に開催しています。
今回のfruity loveもそれにあたり、この曲の初出は2016年1月に発売された「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER DREAMERS 05」になります。いわゆるLTDシリーズと、ミリオンライブの界隈では呼ばれているものです。

イベント中に登場するキャラクターの人選や地方公演を行うというストーリーなども、このCDや当時の流れに沿ったものになっており、新規の方は当然そのままやっていただいて楽しめるし、この頃から知ってる人からすると前世の記憶がよみがえるという仕組みになっています。

こちらが、イベントコミュに出てくるワンシーン


これがLTD05のジャケット。


え、じゃあ過去の焼き増しなの?
と思われた方、安心してください。話を続きます。

・ミリシタにおけるキャラクターの描写や成長
これは大前提として持っておいていただきたいのですが、アイドルマスターのキャラクターというのは、その本編中に様々な成長をします。
そして、今回のイベントコミュでもその例に漏れず、メインキャラに当たる茜とロコの成長が描かれます(ソシャゲの頃とミリシタとはキャラの成長とか人間性に、ごく僅かながら食い違いなどがあるのですが、この話はめんどくさいので今は割愛します)。

今回のイベントでは、茜とロコの信頼関係の変化が中心に描かれます。
二人を中心とした地方公演成功のために、インターネットでの生配信を定期的に実施し、公演の告知や販促をリアルタイムで行っていこう!と決めた茜とロコですが、その途中でロコが担当するはずだったマスコットキャラの作成が間に合わない。というアクシデントが発生します。



モノ作りに一定の自信を持つロコは、クリエイターとして期限までに仕事を成し遂げられなかったことに対してひどく落ち込むのですが、茜はそれに対して「気にしなくていい」とあくまでフォローのつもりで声をかけます。
しかし、これがロコには逆効果だったと気づくのが今回の一番の山場になっています。

まず、野々原茜はいわゆるウザかわいいキャラクターをキャラを前面に押し出すのが特徴です。ですが、フィクションにおけるこういったキャラは、ユーザーの反感を買わないように常識人としてのバランスも同時に持ち合わせていて、これまではそれがうまく作用していたわけです。(茜ちゃんが本当に常識人かどうかは今は考えないものとする)
ですが、今回のコミュではそれがかえってマイナスに働いてしまい、仕事のミスに対して「気にしなくていい」という至極誰でもいいそうな当たり前の言葉が「お前には端から期待してなかった」という意図に取られてしまったわけです。でもこう書くと、ロコもロコで結構めんどくさいと言うか割とお前にも落ち度あるだろ何勝手に一人で落ち込んでんだ泣きながら仕事しろって感じですね…

結果として、ロコは本気で間に合わそうとしたが駄目だったことに対して反省している。茜は、大事なのはロコの作るマスコットそのものではなく、ロコ本来の魅力を伝えればそれが一番だと思っていた。というお互いの気持ちをきちんと正確に伝えあうことで「ほんとうの意味での、プロとしての信頼関係」というものへの最初のきっかけを掴む。というのが今回のオチになっています。
このオチへの伏線というかネタ振りとして、事前に十数時間以上二人でみっちりミーティングをしたり、そもそもがふたりとも独特なキャラクターを持ち合わせていながら、意外とうまくやっている(というか、茜ちゃんがロコのやることに対して文句を言わない)という、表面上は順調な関係であることが序盤に描かれています。
誰も傷つけないように優しい言葉をかけることだけが信頼関係なのではなく、きちんと向こうがどんな気持ちで仕事に取り組んでいるのか。わかりあった上で話を進めるのが大切だというコミュだなというふうに感じました。

アイドルとして、というよりは仕事人としてそれなりのポテンシャルをすでに持っている二人だからこそ、やれることとやれないことの線引や意思疎通が十分じゃないとどうなってしまうのか。その結果起こった食い違いを解消するには何が必要なのか。
茜とロコが仕事に対してどう向き合うことが大切なのかを正面から書ききった大当たりコミュだと思います。

そしてついに
あかロコは公式公認のパートナー関係となりました。
あかロコ派のみなさま、おめでとうございます。



ふたりとも普段はどちらかというとあっけらかんとしてるほうなので、この二人でここまで真面目にシリアスな話ができるとは思ってなかったので正直ひっくり返りました。
特に、茜ちゃんがここまで真面目に一対一で誰かと向き合うコミュって以外になかったんじゃないですかね。ウザかわキャラのせいで、一歩引いたオブザーバー的に全体を見渡しているからこそ、渦中の誰かに対する助言をすることはあっても、逆に誰かに自分の見落としを指摘されて本気で頭下げる茜ちゃん、めっちゃレアでは…?

この間のスターエレメンツの話もそうですけど、意外とミリオンライブくんって真面目にコミュ考えてくれてるの…?もう小籠包とかいいださない…?だったらぼく、きみのこと、すきかも…


・ロコP的な独り言
私はこのゲームにおいて一番大事にしてるキャラクターがロコなので、ちょっと独り言を言います。

まず、そもそも、ロコが担当すると決まったマスコットを期限までに作り上げないということがあり得るのか。という話です。
これに関して、一応エクスキューズはありました。マスコット作成の話は、前述の打ち合わせの段階では決まっておらず、あとから差し込まれた業務という描写が一応あります。
ただ、個人的にロコはたとえ差し込みでもひとまず何らかの形にしてくる(あるいは徹夜してでも完成させる、ないしは工数まで考慮に入れてやれるかどうかちゃんと判断する)のではと思っていました。



実際こう言ってますからね。間違ってはいないと思うんですよ。
じゃあなんで今回作りきれなかったのかっていうのが割と謎なんですが…なんででしょうかね…?
一応、このあとに続くのが実はキャパオーバーだったから、相談すればよかったという話なんですが…

え、ちょっとまって…?キャパオーバーだから、相談…????

ロコが、あのロコが…自分だけじゃ実はやりきれないことに挑戦していて、しかもそれを誰かに相談すればよかったと、素直に認めた…?
しかも、その対象が、プロデューサーじゃなくて、他のアイドル…?????

ロコお前…

やっと友達できたんだなぁ~…


と解釈するかお前ふざけんなよそもそもプロならちゃんと工数まで踏まえて受注せんかいってキレるかは人によるかなって感じですね。


という感じに、ロコとその周りの環境の変化もちょっと泣き所でしたね。
私の思う伴田路子に関しては過去の記事をご参照ください。

前回が長すぎたのはちょっと反省してるので、今回はこのへんで。

かいさん!