推しさんのワンマンライブに初参戦して号泣してきました

どうもこんにちは。
ぬこもやしです。

先日、無職を辞めて(無をやめるとは?)社会復帰したのですが、それはそれとして普段「推しさん」と(勝手に)呼んでいる斉藤朱夏さんのワンマンライブに初参戦してきました。




2019年のソロデビュー以降、なんだかんだ情報は追いかけていたものの、実際にイベントに行くことができなかったり、チャンスがあってもイベント自体がなくなったりが重なりだったので、今回初めて現地に赴くことができました。
ついでに、今回の会場である東京ガーデンシアターにも初めて入ったのですが、1万人近く収容可能でありながら、どの席でもかなりステージが近く感じられるいい会場ですね。
会場付近ではデジタルサイネージで無限に推しさんが映るという歓迎っぷりで、テンションも上がります。




さて、ライブの感想なのですが…まぁその、普通に泣いてしまいましたね…

私自身、推しさんへの向き合い方は実のところ結構不真面目で、CD等は一応買っているものの、前述のとおりイベントに行こうと思えば行けたところを不参加にしたり、本人のラジオも正直あまり聞いていません。
ですが、そんな私にもわかるくらいに推しさんはとても「クソ真面目で」「常に自分という壁に向き合って」「お客さんに寄り添って大切にしている」ということが伝わってきます。時折思い出したようにラジオを聴くと飾らない自分の気持ちをぶつけてくれます。ライブが何度も延期になったり中止になっていて、過去の物もあわせて開催予定だったイベントの半分くらいが虚空に消えることが確定したころは「ライブマジでできん!キレそう!(意訳)」と正直に話していました。そういうところは本当に真面目で正直な人だなと思っています。
また、できるだけ多くのお客さんを大切にしようとしているのも後述しますが今回の演出で見えてきましたし、いつぞやのリリースイベントではサイン何枚描いたかわからんくらいの枚数出してたみたいだし…?


そんな推しさんが今回歌を通じて伝えてくれたのは、「これまで感じていた寂しさ」「再会できたことの喜び」でした。

推しさんのワンマンイベントは実に約1年半ぶりで、昔からイベントに参加している人でも、本当に久しぶりといえるものだったと思います。MCでも「みんなに会いたかった」と語りながら、デビューミニアルバム収録曲の「くつひも」や「あと1メートル」、最新シングル収録の「秘密道具」などで一切飾ることなく気持ちを伝えてくれました。
推しさんの楽曲は、別れや会えない時間の気持ちをうたう、ちょっと甘酸っぱい曲が多めになっています。正直、私はもうそこそこいい歳なので、こういった青春真っただ中の歌詞はちょっとむずがゆくなってしまう時もあるのですが、今回ばかりは昨今の情勢下に感じていたことが推しさんも同じように思っていて、まるでその気持ちを共有できたような気持になり、かなり泣いてしまいました。
振り付けでも、まるで「本当は隣に誰かがいるようなスペース」を作っていたり、目でも耳でも推しさんがこれまで感じていた寂しさのようなものが自分にも届いてきたと思います。



しかし、確かに会えなくて寂しかったことは事実なのですが、それはそれとしてめちゃくちゃに遊びたがるのも推しさんのいいところで、後半はほぼぶっ通しでアップテンポの楽曲を詰め込んできました。
「Your Way My Way」では、客席を赤グループと青グループに分けて、旗上げゲームの要領で「ここでコールをしたい!」と思えるところで一斉にサイリウムをかざすことで一体感を作り出してくれました。
推しさん最強楽曲の「パパパ」では「もうわかってるでしょ!」といわんばかりにサビでフリコピを要求したりと、とにかく楽しむところは全力でといわんばかりの構成になっていました。ちなみに私はこのパパパくんを聴きに行ったみたいなところもあったので、曲の入りでマジで跳ねました。ところでこの曲、アニメタイアップ曲なんですけど、推しさんの世界観からそこまで外れてないのは本当に偉いと思いますね。
MVも含めてマジでお勧めの曲です。



一番泣いたのは、最新シングルの表題曲である「セカイノハテ」だったと思います。

この曲もパパパ同様にアニメタイアップ曲(アニメ自体は私は見てませんが…)で

「自分の周りにある壁の大きさに動けなくなってしまう時もあるかもしれないが、焦らずじっくり自分を信じて進んでいけば、きっといつかはその壁をぶち破っていける」

そういうメッセージを伝えてくれる曲なのですが、きっと多くの人が昨今の情勢下で閉塞感や壁があることを感じていたと思います。推しさん自身も曲入り前の口上で「たくさんの壁があった」と述べてからこの曲に入りました。きっとそれは推しさんの本当の気持ちだったと思います。
そしてまさにイントロのブレイクで一気に音が盛り上がろうとしているところで、ステージからの照明が見たこともないくらい明るさになり、冗談抜きで目の前が真っ白になったかと思ったら推しさんがキックしてその光の中から飛び出してくる演出は、本当に大声を出しそうになりました。
まさしく「壁をぶち破って登場する」かのように見える演出で、「自分たちと同じような気持ちを持っている人が、目の前で壁をぶち破って見せる瞬間」を目の当たりにさせられて、正直マジで惚れそうでした。


自分たちに寄り添ってくれて、同じように思い悩み苦しんでいながらも、まずは自ら壁をぶち壊しして進んでいく姿を見せてくれた今回のワンマンライブ。
まあ正直、本当にボロボロ泣いてしまいましたね…
ちょっと自分も自分の人生を頑張っていこうって思える、素敵な時間だったと思います。



たまに「推しに恥ずかしくない行動を」みたいな話を見ますが、「ああ、こういうことか…」とちょっと納得してしましました。推しのことを尊敬しているなら、その気持ちに恥ずかしくない自分であろうとちょっと思えますね…

と、まぁ、正直ちょっとリアルの事情で弱っている時期でもあったのでだいぶくらくらさせられる時間でしたが、本当に良いものを見ることができたと思います。
また元気に推しさんのイベントに参加できる日が来ることを祈って、今回は終わりたいと思います。